損保の闇 生保の裏 の商品レビュー
最近の損保と生保で構造的に発生した社会問題に鋭くメスを入れて原因を分析します。この1冊で直近の生損保問題はカバーできますね。適正な損害填補という保険の本質的な理解をおろそかにし、商品と営業主体で経営を進めたこと、に尽きるのではないでしょうか。
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2024.10.26 この本の指摘が違うとかいうことは全くない。 だけど、朝日新聞という組織が総括していないサンゴの件とか押し紙とかマスコミの一員に言われてもなあといつも思ってしまう。筆者ではなく、筆者の属する組織の問題。 すると、この本に取り上げられているそれぞれの個人と組織も...
2024.10.26 この本の指摘が違うとかいうことは全くない。 だけど、朝日新聞という組織が総括していないサンゴの件とか押し紙とかマスコミの一員に言われてもなあといつも思ってしまう。筆者ではなく、筆者の属する組織の問題。 すると、この本に取り上げられているそれぞれの個人と組織も同じでは?
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まるでサスペンスドラマかのような話しだが現実 慣れない業界なのでなかなか頭に入ってこない部分もあったが興味深く読んだ
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ほとんどがビッグモーターに関する内容で、生保は最後の2割程度。SJもどうかなと思っていたが、BMのやり口は完全にヤクザのそれで怖っト思ってしまう。生損保にかかわらずとも、読み物としておもしろい内容でおすすめ。
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非常によく調べて、従来ありがちなひたすら正義を振りかざした声高の糾弾型のものとは異なり、事実を積み重ねた冷静な筆致となっている。それ故に、保険業界関係者には耳が痛いところが多いに違いない。 特に損保ジャパン(SJ)の社内事情に関しては、おそらくはかなりの内部協力者からの情報を得て...
非常によく調べて、従来ありがちなひたすら正義を振りかざした声高の糾弾型のものとは異なり、事実を積み重ねた冷静な筆致となっている。それ故に、保険業界関係者には耳が痛いところが多いに違いない。 特に損保ジャパン(SJ)の社内事情に関しては、おそらくはかなりの内部協力者からの情報を得て書いたと思われる部分が多くある。 しかし、株式持ち合いといい、取引先の販売協力といい、保険業界に限った話ではなくて、どこの企業でもある持ちつ持たれつの関係、個人のご近所付き合いの延長線みたいな日本的風土がもたらしたところでもあるような気がする。 こうした、もともと農作業に由来するとも思える「ムラ社会」での関係性でビジネスをやっていくことから本当に脱皮できるのか、さしあたり政策保有株を全廃するとは言っているが、緩やかとはいえ旧財閥まがいの企業グループを形成している大手損保は、グループ・トップの銀行株をすべて手放すことができるのか、ちょっと見ものである。 なおこの本では損保メインで書かれていて、生保はわずか50頁少々しか割かれていない。 しかも、巨大な資産を抱える生保業界が国債のみならず米国債の消化について、旧大蔵省から財務省の現在に至るまで、多大な「協力」をして、まさに持ちつ持たれつの関係であることは一切触れられていない。 そこが節税商品という名の脱税商品を監督当局が商品認可をしてきた根本のところにあるのだが。 新書の紙数の限界もあるのだろうから、第二作を期待する。
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一連のビッグモーター事件、損保ジャパンの転落、それらの背景にある企業文化と業界慣行について、事実と関係者ヒアリングに基づき、丁寧に書かれてあり、業界関係者のみならず日本企業に勤めるものにあっては必読の書とおもいました。 近々で事件になっていたカルテルの話も取り上げられていましたが...
一連のビッグモーター事件、損保ジャパンの転落、それらの背景にある企業文化と業界慣行について、事実と関係者ヒアリングに基づき、丁寧に書かれてあり、業界関係者のみならず日本企業に勤めるものにあっては必読の書とおもいました。 近々で事件になっていたカルテルの話も取り上げられていましたが、長年、相手方企業からは本業支援を強く求められ、その中で利益も出していかざるをえず、お互い様というところもあると思いました。 一方、日本の損保業界は利益率が欧米と比べても悪いと新聞にも書かれてありましたが、例えば、自社の営業がいて、代理店がいて、その先に顧客があるといった何重もの構造や、保険そのものの機能ではなく政策保有株など、何らかのしがらみでがんじがらめになっているような気がしました。 近年、保険業界に限らず、今の会社は従来の枠組みを維持しながらも、収益も、コンプライアンスもすべてパーフェクトにこなすのは大変だと思います。
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