望みしは何ぞ の商品レビュー
藤原能信を主人公としたのがすごい。 が、もともと三部作と後書きで知って、なるほどと思った。ぜひ「王朝序曲」も再発行して欲しい。 「この世をば」の時もそうだが、ノンフィクションのように感じてしまうほど、作り物という感じがせず、実際はこうだったに違いないと感じてしまう凄さがある。
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藤原能信、道長と(高松殿)明子の息子(作者は大鏡の制作が能信周辺だと睨んでいるが活躍が少ない)であり傍系とはいえ父親が政治の要、能信も昇進・野心を胸に潜めているものの作品の行動はまどろっこしく物語でも積極的な動くは少なく、意味ありげな態度はあるものの子を産む后たちの傍観者でしかない「望みしは何ぞ」読後もピンときてない
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