かっぱ語録 の商品レビュー
谷川俊太郎さんの詩や言葉に 覚 和歌子さんが能書きを書いた1冊 見開き右に谷川さん、左に和歌子さん と読みやすく 言葉が入ってきやすかった
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ひとりで読む詩は、ひとりの視点、考えで味わう。 しかし、もうひとり現れると、違う視点から味わえる。 そんな広がりを与えてくれる、能書きとともに新しい谷川俊太郎さんの詩を楽しんだ。 ″たださいているだけ″の花も波動を出して、世界を変えられるかもしれない、の言葉に力をもらった。
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ゆるい表紙をめくり冒頭の「序にかえて」でもう名著だと確信。 あとがきの谷川さんの言葉もとても良い。愚作なんて一つもないのに、と思う。
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僕はメッセージという言葉が大嫌い。(48頁)詩を書くには、自我がないっていうことが、ひとつの条件としてある(46頁)ごまかしからごまかしへと生きていく間に、真実が見え隠れする(110頁)自分を空っぽにして言葉を呼び込むのが詩の書き方(46頁)狙い、目的、意味がある行為を嫌っていか...
僕はメッセージという言葉が大嫌い。(48頁)詩を書くには、自我がないっていうことが、ひとつの条件としてある(46頁)ごまかしからごまかしへと生きていく間に、真実が見え隠れする(110頁)自分を空っぽにして言葉を呼び込むのが詩の書き方(46頁)狙い、目的、意味がある行為を嫌っていかないと、良い言葉は綴れないようです。
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谷川俊太郎さんの数々の詩の中から煌めくフレーズを集めて、覚和歌子さんが一つ一つに 能書きを添えた作品集です。能書きだなんてご謙遜を! と言いたいくらい覚和歌子さんの解釈が素晴らしく、すぐに夢中になって時間が経つのも忘れるぐらい覚和歌子ワールドに浸りました。 それは 読み手の人生...
谷川俊太郎さんの数々の詩の中から煌めくフレーズを集めて、覚和歌子さんが一つ一つに 能書きを添えた作品集です。能書きだなんてご謙遜を! と言いたいくらい覚和歌子さんの解釈が素晴らしく、すぐに夢中になって時間が経つのも忘れるぐらい覚和歌子ワールドに浸りました。 それは 読み手の人生に確かな示唆を与えてくれるような手応えのある能書きなのです。もちろんそれは 谷川俊太郎という稀有な詩人が紡ぎ出した言葉があったからこそ、なのですが。谷川さんが乗り移ったような言葉の捉え方と、読み手の胸を良い意味でグサッと突くような爽快な切り口は、むしろ心地よく受け止められるでしょう。 谷川さんの珠玉のフレーズを「こう解釈するのか!」と、 読者には新しい発見があること間違いないです。 ※あとがきより 「今回自選、多選取り混ぜながら、初期のものを中心に選んだ“語録”は九十二歳になった私のエネルギーの方向性を反映している。 それらのフレーズに寄り添う 格さんの詞書き(ことばがき)には、日々年を重ねていく私自身の世界観にそう遠くないところからの眼差しを感じる。覚さんは“巫女”だから 、もしかすると 私を憑依させて書いたのかもしれない。谷川俊太郎」
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フレーズフレーズを切り取っただけの「語録」ですが、だからこそ究極の、谷川さんの凄さが伝わりました。 またここから改めて谷川さんの詩集を読みたくなりました。 あとがきによるとどうやら谷川さんから覚さんに相談してこの本ができたらしい。 谷川さんの詩に詞書を寄せるなんて大変なプレッシ...
フレーズフレーズを切り取っただけの「語録」ですが、だからこそ究極の、谷川さんの凄さが伝わりました。 またここから改めて谷川さんの詩集を読みたくなりました。 あとがきによるとどうやら谷川さんから覚さんに相談してこの本ができたらしい。 谷川さんの詩に詞書を寄せるなんて大変なプレッシャーだったろうと思いますが、 「今回自選、他選取り混ぜながら、初期のものを中心に選んだ”語録”は、九十二歳になった私のエネルギーの方向性を反映している」とし、また、覚さんの詞書(覚さんは”能書き”としている)は、谷川さんの世界観にそう遠くない、と書かれていることから、さすがは谷川さんが相談された人なだけあるなあと感心しました。 実際、覚さんの言葉にも何度もはっとさせられました。
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とても読みやすい けど、覚さんの能書きが少しズレていたり 内容の解釈が違うんじゃないか?と思う 部分が多々あった 単純に詩が強すぎてノイズに感じてしまった ただ、強い死を読み続けるのは疲れるから あいだにワンクッションはいることで より読みやすくなっているように思った 改め...
とても読みやすい けど、覚さんの能書きが少しズレていたり 内容の解釈が違うんじゃないか?と思う 部分が多々あった 単純に詩が強すぎてノイズに感じてしまった ただ、強い死を読み続けるのは疲れるから あいだにワンクッションはいることで より読みやすくなっているように思った 改めて谷川俊太郎詩選集を読みたくなった
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詩集「すてきなひとりぼっち」がとても良くて谷川さんが大好きになりました。 こちらは就寝前に少しずつ読み進めていた詩集。 『幸せになることより、 幸せであり続ける方が難しいよね』 購入した書籍の帯の詩もいいなぁ。 谷川さんの紡ぐ言葉には温もりがあって心地いい。自然と心がほどけて...
詩集「すてきなひとりぼっち」がとても良くて谷川さんが大好きになりました。 こちらは就寝前に少しずつ読み進めていた詩集。 『幸せになることより、 幸せであり続ける方が難しいよね』 購入した書籍の帯の詩もいいなぁ。 谷川さんの紡ぐ言葉には温もりがあって心地いい。自然と心がほどけていくのを感じる。 読みながらクスリとなることもあれば、思わず唸ってしまうような深さも感じる。 短い言葉で、こんなにも人の心に何かを残すことが出来るなんて本当にすごいと思います。 しんみりする詩、心に響いてくる詩、子どもが喜ぶ「うんこ」テーマの詩、哲学的なものや音の響きが可愛くて楽しい言葉遊びなど、「詩」の味わいはそれぞれ。 短い言葉で表現しているだけに、読む側の解釈や感じかたも本当にそれぞれなんだと思う。 本書を読んで、久しぶりに他作品も読みたくなりました。 『目の前にいなくても、その人がいると思うだけで幸せになれる。そんな「その人」がいるのは幸せだ。』 『私がなにを思ってきたか それがいまの私をつくっている あなたがなにを考えてきたか それがいまのあなたそのもの』
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