東大式 数値化の強化書 の商品レビュー

永田耕作(著者)

2024/07/25

図書館で購入依頼を出して全部読んだ。

「ハイブランドとファストファッション、どっちを選ぶ？」での一回辺りの効用についての考え方は自分にとって新しかった。同じ値段で長く着れることに重きを置く考え方しか持っていなかった。

同じ目標を達成する複数のプランを考えて、どちらがより目標を達成しやすそうかを比較するやり方は参考になった。

「ポイントカードは貯めたくなる　ーー目標勾配効果」では、ポイントカードを提供する方が実質的に割高でもポイントを貯め切るまで購入を継続しない可能性があるため結局割高な分お得になる点が興味深かった。

「1万円を今日もらうか、明日もらうか　ーー双曲割引効果」では同じ1日という時間でも明日まで待つのと1年と1日後まで待つのでは、時間の感じ方が異なるという点が確かにそうだと納得した。

比較的読みやすい本だった。