教養としての和食 の商品レビュー
私たちが普段から何気なく食べている和食。 あまりにも身近にありすぎて案外そのルーツや歴史について知る機会は少ない。 と、意外に知らない和食について主に歴史と地理の観点から解説している本。 第1章は歴史について。旧石器時代から平安、戦国、江戸、近代に至るまでを解説。 第2章は...
私たちが普段から何気なく食べている和食。 あまりにも身近にありすぎて案外そのルーツや歴史について知る機会は少ない。 と、意外に知らない和食について主に歴史と地理の観点から解説している本。 第1章は歴史について。旧石器時代から平安、戦国、江戸、近代に至るまでを解説。 第2章は食材と調味料。いわゆる一汁三菜の膳を元にどのような献立が考えられてきたかを解説する。 第3章は都道府県別郷土料理。47都道府県すべて書いてあるので楽しい。 第4章は季節の食材と行事食。旬を重視する和食にとって大切なのは季節感覚。24節気と共に食材を紹介してくれる。 写真の見せ方が見にくくてマイナスな部分はあったが、網羅する範囲が多く、幅広く知れる点が魅力。
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毎日和食を積極的に作るようにしていたが、そもそも和食ニ゙どのような歴史があって形作られてきたのか知るきっかけとなった。 あまり聞き馴染みのない食材や季節の食材についてよく知ることができたので今後の食事に取り入れていきたいと思った。
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「和食」は、「日本人の伝統的な食文化」で、ユネスコ無形文化遺産に登録されたのは、料理としての和食ではなく、和食を育んで来た日本の食文化です。明確な定義はありません。和食は常に変化しているからです。 自然の恵みに感謝しながら、海外の食文化も取り入れて変化した和食の歴史を知ると、和食...
「和食」は、「日本人の伝統的な食文化」で、ユネスコ無形文化遺産に登録されたのは、料理としての和食ではなく、和食を育んで来た日本の食文化です。明確な定義はありません。和食は常に変化しているからです。 自然の恵みに感謝しながら、海外の食文化も取り入れて変化した和食の歴史を知ると、和食ヘの魅力を感じ、誇りを持てるのではないと思います。 と、「はじめに」で書かれていました。これを読んで、直ぐに買いました。 読み終わり、「和食ヘの魅力を感じ、誇りに思える」と思いました。 和食の向こうには自然があり、四季があり、日本文化が浮かび上がって来ます。そう感じさせてくれる本でした。
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和食の歴史、食材と調味料、都道府県別郷土料理、季節の食材とメニューについて書かれている。最初のQ&Aのとこだけでも勉強になる。 ハレの日と日常食の違いとか水をふんだんに使うとか、椀を手に持ち箸で食べる文化が日本独特とか。 縄文時代から、稲作が伝来して、奈良時代に肉食禁止令...
和食の歴史、食材と調味料、都道府県別郷土料理、季節の食材とメニューについて書かれている。最初のQ&Aのとこだけでも勉強になる。 ハレの日と日常食の違いとか水をふんだんに使うとか、椀を手に持ち箸で食べる文化が日本独特とか。 縄文時代から、稲作が伝来して、奈良時代に肉食禁止令が出て、鎌倉時代に精進料理が普及して、武家社会の本膳料理や茶の湯の懐石とか南蛮の食事の伝来、多彩な料理書や外食産業が発展した江戸時代、文明開花や給食、そして現代と。
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無形文化遺産:自然の尊重 原始~古代:自然環境に大陸文化を融合→独自の食文化形成 中世:中国文化の模倣→食そのものへの見直し→日本料理の基礎形成 江戸:現在に受け継がれる和食文化・伝統料理と調理法 明治・大正・昭和:和洋折衷・生活スタイルの変化・家庭料理という価値観 戦後~現在:...
無形文化遺産:自然の尊重 原始~古代:自然環境に大陸文化を融合→独自の食文化形成 中世:中国文化の模倣→食そのものへの見直し→日本料理の基礎形成 江戸:現在に受け継がれる和食文化・伝統料理と調理法 明治・大正・昭和:和洋折衷・生活スタイルの変化・家庭料理という価値観 戦後~現在:世界に注目される和食文化 現代の郷土料理 季節の食材と行事食 通過儀礼と食
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