「悪の枢軸」イランの正体 の商品レビュー
コロナ禍、急速に社会の閉塞感が強くなったイランに駐在した記者から見た、彼の地の記録。著者の赴任した最初の数か月、私も駐在の最後の名残を惜しんでいた期間であり、また、ソレイマン司令官暗殺の時は、その感想を友人・知人に聞いて回っていたこともあり、当時を懐かしみながら読み進んだ。 イ...
コロナ禍、急速に社会の閉塞感が強くなったイランに駐在した記者から見た、彼の地の記録。著者の赴任した最初の数か月、私も駐在の最後の名残を惜しんでいた期間であり、また、ソレイマン司令官暗殺の時は、その感想を友人・知人に聞いて回っていたこともあり、当時を懐かしみながら読み進んだ。 イランの体制をすべて悪とするのも、また全く悪くないとするのもどちらにも組しないという著者の姿勢がにじみ出ているという点では、非常に読む価値のある本。 但しイランの事を全く知らない人には、少しハードルが高いかもしれない。
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