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さまよえる神剣 の商品レビュー

4.4

5件のお客様レビュー

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2024/08/25
  • ネタバレ

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源平合戦から承久の乱の後の西国という、なかなか尖ったシチュエーション。 安徳帝の伝説をきれいにハマらせている。 話の流れが難しいような気がしたが、読む時に私が酔っ払っていたからだろう

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2024/08/13

図書館本。 念願のセリアの三種の神器をたまたま手に入れたタイミングで目に触れた本書、想定以上に面白く惹き込まれました。偽りの兄弟三人の友情と信頼がとても清々しく好ましく、神剣に纏わる崇高なテーマにとても合致して、心地よい読後感になりました。登場人物が章ごとに語り手となるスタイルは...

図書館本。 念願のセリアの三種の神器をたまたま手に入れたタイミングで目に触れた本書、想定以上に面白く惹き込まれました。偽りの兄弟三人の友情と信頼がとても清々しく好ましく、神剣に纏わる崇高なテーマにとても合致して、心地よい読後感になりました。登場人物が章ごとに語り手となるスタイルはこの頃流行りなのかなとも思いますが、これまたいい感じでした。掘出しもので満足度大です。 2024-033

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2024/07/01

読み始めに天叢雲剣や八咫剣等さらには天照大神や瓊瓊杵尊また大和武尊等々懐かしい登場人物や剣の名前が出て来て物語がスタートする。話しは進んで壇ノ浦、一ノ谷など源平の合戦となりあの弓の名手の那須与一まで、登場する。夢中になって読んでしまった。エピローグでは歌う如き文章力に圧倒され大冊...

読み始めに天叢雲剣や八咫剣等さらには天照大神や瓊瓊杵尊また大和武尊等々懐かしい登場人物や剣の名前が出て来て物語がスタートする。話しは進んで壇ノ浦、一ノ谷など源平の合戦となりあの弓の名手の那須与一まで、登場する。夢中になって読んでしまった。エピローグでは歌う如き文章力に圧倒され大冊ではあったが負担感無く読了だった!

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2024/05/28

壇ノ浦で沈んだとされる、三種の神器のうちの「草薙剣」を探し求めて、上皇の武士有綱、刀匠伊織、不思議な力を持つ少女の3人が四国を旅してゆく。広島に住む私にとって音戸や宮島を作った清盛や平家は近しい存在なので興味深かった。少女に折々に憑依する過去の霊の場面が幻想的で、琵琶法師の一場面...

壇ノ浦で沈んだとされる、三種の神器のうちの「草薙剣」を探し求めて、上皇の武士有綱、刀匠伊織、不思議な力を持つ少女の3人が四国を旅してゆく。広島に住む私にとって音戸や宮島を作った清盛や平家は近しい存在なので興味深かった。少女に折々に憑依する過去の霊の場面が幻想的で、琵琶法師の一場面の様だった。

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2024/05/21
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初読。図書館。安徳帝とともに壇ノ浦に消えたはずの剣のありかを追い求める3人組の旅に、ワクワクしながらついて行った気分。平家の没落を語りながら、その中の誰かは密かに生き延びているのでは、と考えるのは敗者への思い入れなのか。隠れ住む平家の落人たちを支えた帝の存在が、人の上に立つ人物はどうあるべきかということを考えさせてくれた。

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