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逃げても、逃げてもシェイクスピア の商品レビュー

4.7

5件のお客様レビュー

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2024/10/01
  • ネタバレ

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面白かった。 前半の戦争と松岡さん家族の歴史もすさまじかった。お父さん生きて帰って来れて良かった。母幸子(こうこ)さんひとりで大変だったろう。 シェイクスピア全訳完成したのに翻訳の推敲を重ねるの自分の仕事に妥協がない。阿部寛の訳者松岡さんへの言葉も良かった。俳優が演じる時のしてんから気づきを得ることがあって面白いなと思った。 松岡さんのお父さんお母さんも大卒で東大関係者も多くてみんな頭いい。 お父さんの旦那さんやばいところもあった。看護介護子育て仕事と松岡さんはすごい。

Posted byブクログ

2024/09/01
  • ネタバレ

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こちらも友人に勧められて手に取った。 シェイクスピアといえば福田恆存で!と強く思っている一派としては、恥ずかしながら松岡和子訳のシェイクスピアを手に取ったこともないし、日本語でシェイクスピア劇を見ようと思ったこともない。 また評伝というものは、その人の自慢話/武勇伝が羅列されて飽きたり、お涙頂戴的な感情が強制されたりして萎えたりとあまりいい思い出もない。 そのような中で手に取った本書、本当に面白くてあっという間に読んでしまった。 そしてこの本で描かれている松岡和子という人が好きになったし、興味も沸いたし、日本語シェイクスピアも読みに行きたいしで、わくわくしている。面白かった、本当に! 父と母の波乱万丈の生も、若くして弟を亡くすという悲劇も、人間いろいろ人生はある中で、明るく前向きに生きている松岡和子、素敵すぎる。 大好きな福田恒存も出てきて、戯曲『億萬長者夫人』の「このおバカ秘書のモデルは絶対に私だ」大爆笑 「クラウド9」という作品、いつか見てみたい 河合隼雄との対談『決定版 快読シェイクスピア』も読んでみたい 毎日新聞の書評欄で、池澤夏樹と渡辺保と3人でそれぞれのシェイクスピアに関してお薦めの本を挙げることになった(p.196)というのも、その3人!とテンションがあがる

Posted byブクログ

2024/07/15

2024年15作品目 シェイクスピアの翻訳に携わり続ける松岡和子さんの人生を描いた本作 第二次世界大戦中の松岡さんの両親の壮絶な経験から始まるので、シェイクスピア云々よりこの経験の話が興味深く、途中までなんの本か忘れていた

Posted byブクログ

2024/06/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

逃げてないじゃん。全然逃げてないじゃん。塩鱈、やっぱりね。当たってた。壮絶。あの世代はこういう話が結構ある。やっぱり違う。

Posted byブクログ

2024/05/22

すべてはシェイクスピアのため 大事なのはシェイクスピア、誰の翻訳かは二の次 翻訳から舞台へ、舞台からふたたび翻訳へ 自分が新訳する意味は何か 従来の解釈が正しくない⇔何が正しいいのか決着せず シェイクスピアを解釈するのは果てしのない旅 女性キャラクターの言葉遣い シェイクスピアの...

すべてはシェイクスピアのため 大事なのはシェイクスピア、誰の翻訳かは二の次 翻訳から舞台へ、舞台からふたたび翻訳へ 自分が新訳する意味は何か 従来の解釈が正しくない⇔何が正しいいのか決着せず シェイクスピアを解釈するのは果てしのない旅 女性キャラクターの言葉遣い シェイクスピアの追体験 シェイクスピアと向き合うための頭がまえ 読むと訳すとは大違い 書かれていないことを決める苦悩 挫けそうになった作品=ジュリアス・シーザー シェイクスピアとともに生きた28年間 この世界すべてが1つの舞台、人はみな男も女も役者にすぎない。それぞれに登場があり、退場がある

Posted byブクログ