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システム障害対応の教科書 改訂新版 の商品レビュー

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2024/09/16

難しいことが書いてあるわけではなく,やるべきこと,考えるべきことなどが淡々と言語化されている. ITの現場で暗黙知としてあるいは属人的なスキルとして確立していた障害対応を汎用的な内容で形式知とする取り組みはもっと評価されてもいいんじゃなかろうか. システム障害対応の経験がないけ...

難しいことが書いてあるわけではなく,やるべきこと,考えるべきことなどが淡々と言語化されている. ITの現場で暗黙知としてあるいは属人的なスキルとして確立していた障害対応を汎用的な内容で形式知とする取り組みはもっと評価されてもいいんじゃなかろうか. システム障害対応の経験がないけど,その分野の知識が求められる自分のような人には良いだろう. ----------------------------------- ・仮想化  →エラーポイントが疎結合  →システム構成の複雑化 ・原因調査  →仮説立案から.  →事象からあたりどころをつける.   (ネットワーク,物理サーバ) ・ビジネスロジックの障害とインフラの障害では打ち手,観点が異なる. ・指差呼称 ・障害対応フロー図  →バイネームではなくロール名で表を作る ・障害はマイナスからのスタート.悪い報告も喜んでいけいれ心理的安全性を高めるべき ・”システム障害の定義”から始めるべし.それが障害対応のトリガーとなるから. ・ユーザ影響がなくても「障害」とみなす. ・障害のレベル感を影響度,緊急度のマトリクスで定義 ・システムを治すことが障害対応ではない.業務を必要なレベルに復旧することが目的.クライアントが気にするのは根本原因ではなく,影響 ・ユーザ=システム利用者,顧客=契約相手 ・システム復旧よりもSorry画面の表示を優先する選択もあり得る ・障害状況ボード p64 ・調査作業  →影響範囲確認,原因究明,復旧方法確認,   類似調査(同様の問題が他に発生していないか) ・復旧対応はシステムに変更が加わるという点で,調査とは異なる. ・CIO:何を守り,何を諦めるのかをきめる

Posted byブクログ

2024/09/01

多少は運用管理〜障害対応をかじったことがある人向けのオーソドックスな入門書という認識で行けばもう少し評価をあげてもよいと思う。 ある程度(SE歴10年以上)経験があると、8割強は頭では分かってて、7割くらいは出来ている気はする。 あまり目新しい情報や凄く役立つ情報が並んでいると...

多少は運用管理〜障害対応をかじったことがある人向けのオーソドックスな入門書という認識で行けばもう少し評価をあげてもよいと思う。 ある程度(SE歴10年以上)経験があると、8割強は頭では分かってて、7割くらいは出来ている気はする。 あまり目新しい情報や凄く役立つ情報が並んでいるとはいえないけど復習も込めて一通り読んだ感じ。 とは言いつつ、自分達のメンバもほぼ固定で自然にやってるだけで、きちんとした運用ルール化(ドキュメンテーション)は微妙だな・・・と思った。 なので一部内容はテンプレ化して利用する予定。

Posted byブクログ