名画のなかの美しいカラス の商品レビュー
原題は「corvids in art and legend」で、簡単に訳せば「芸術と伝説におけるカラス」といったところ。決して「名画」にフォーカスしていない。映画にもよくあることだが、なぜこんな欺瞞的な/詐欺的なタイトルをつけるのか理解できない。内容も主に文学におけるカラスの登場...
原題は「corvids in art and legend」で、簡単に訳せば「芸術と伝説におけるカラス」といったところ。決して「名画」にフォーカスしていない。映画にもよくあることだが、なぜこんな欺瞞的な/詐欺的なタイトルをつけるのか理解できない。内容も主に文学におけるカラスの登場作品や逸話が中心に語られており、かつ紹介される絵画/アートは一部印象派やポスト印象派があるものの圧倒的に2000年以降の作品が多い。美術史的に考えても「名画」が2000年以降に集中しているわけではないので、やはりタイトルに偽りがある。期待外れ。
Posted by
- 1