名画のなかの美しいカラス の商品レビュー
詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。 → https://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-2121.html ゴッホとゴーギャンののカラスの絵は、どちらもはじめてみたが、凄くインパクトがあった。
Posted by
表紙のカラスの存在感に引かれ手に取りました。惹かれではなく、引かれ、です。普段はゴミ集積場を食い荒らす憎っくきカラスめ! なのです。・・しかしページをめくると、おおー、芸術家の手にかかると、こうも孤高の存在に変わるのか、と驚きです。カラスを主題にしたものから、点景までけっこう絵画...
表紙のカラスの存在感に引かれ手に取りました。惹かれではなく、引かれ、です。普段はゴミ集積場を食い荒らす憎っくきカラスめ! なのです。・・しかしページをめくると、おおー、芸術家の手にかかると、こうも孤高の存在に変わるのか、と驚きです。カラスを主題にしたものから、点景までけっこう絵画に描かれているのですね。 表紙はクリス・アイドレット「大鴉」2015 フリードリッヒやゴッホの絵にも鴉はいた。 また、著者は外国のかたですが、河鍋暁斎など日本のも紹介されています。 目に止ったのは :デヴィッド・インショー「大鴉」1971 :ポール・ブリーデン「風に捧ぐ」2016 :アレックス・コルヴィル「7羽のカラス」1980 :小原古邨「鴉二羽と月」1927 :カスパー・ダーヴィト・フリードリヒ「カラスのいる木」1822 :ゴッホ「カラスのいる麦畑」1890 :アリソン・ジェイ「カラスの集会」2015 :ジューン・ハンター「カラスの飛ぶ月」2009 2024.4.16初版第1刷 図書館
Posted by
原題は「corvids in art and legend」で、簡単に訳せば「芸術と伝説におけるカラス」といったところ。決して「名画」にフォーカスしていない。映画にもよくあることだが、なぜこんな欺瞞的な/詐欺的なタイトルをつけるのか理解できない。内容も主に文学におけるカラスの登場...
原題は「corvids in art and legend」で、簡単に訳せば「芸術と伝説におけるカラス」といったところ。決して「名画」にフォーカスしていない。映画にもよくあることだが、なぜこんな欺瞞的な/詐欺的なタイトルをつけるのか理解できない。内容も主に文学におけるカラスの登場作品や逸話が中心に語られており、かつ紹介される絵画/アートは一部印象派やポスト印象派があるものの圧倒的に2000年以降の作品が多い。美術史的に考えても「名画」が2000年以降に集中しているわけではないので、やはりタイトルに偽りがある。期待外れ。
Posted by
- 1