戦国武将と男色 増補版 の商品レビュー

乃至政彦(著者)

2024/06/03

この人は男色をなかったことにしたいのかな？実はそうとは読めない、みたいなことを中心に載せてた風に思えた。禁止の法律を何回も出すくらいだから、あったんだと思うけど、みんな批判してたとかそう言う感じのことが多かった印象。
もうちょっと中立な感じがよかったな

2024/05/24

＜目次＞
プロローグ　　戦国時代の武家男色、その俗説と実相
第１部　　　　室町幕府のと男色文化
　第１章　　　公家・宗教社会の男色
　第２章　　　足利将軍と男色
　第３章　　　守護大名と男色
第２部　　　　戦国武将と男色の実相
　第４章　　　東国の戦国武将と男色
　第５章　　　奥州の戦国武将と男色
　第６章　　　西国の戦国武将と男色
　第７章　　　信長・秀吉・家康と男色
エピローグ　　江戸時代の武家男色、その隆盛と衰退

＜内容＞
2013年刊の単行本に加筆修正したもの。これを読むと、男色はブームと言うほどではなかったようだ。古くは院政期の藤原頼長、そして本書に出てくる足利義尚。大内義隆。あとは著者によれば、かなり怪しいらしい。お話としては面白いのだが、現実に男色ばかりだと、戦争にはならないのではないか？色恋で主君も家臣も死んでしまうから。全うな人々が歴史を作ってきたのだろう。