逆行探偵 烏間壮吾の憂鬱な使命 の商品レビュー
貧乏私立探偵の烏間荘吾は、ある依頼の遂行中、運命ではなく手違いで死んでしまう。 魂となった彼は、天使と悪魔と出会う。 天使と悪魔が曰く、生き返りの条件として、死者の魂を天国に送るか、地獄に送るかの決定を行う「代行者」になってほしいと。 そして、魂の送り先決定方法は死...
貧乏私立探偵の烏間荘吾は、ある依頼の遂行中、運命ではなく手違いで死んでしまう。 魂となった彼は、天使と悪魔と出会う。 天使と悪魔が曰く、生き返りの条件として、死者の魂を天国に送るか、地獄に送るかの決定を行う「代行者」になってほしいと。 そして、魂の送り先決定方法は死者の死の直後に戻り、死者がどんな人でなぜ死んだのかを調べること。 果たして、荘吾は代行者という役割を受け入れ魂を無事に送り出すことができるのか。 というお話。 結構ぶ厚めなソフトカバーの作品ですが、ここから先に、何が起きるのか、推理をしたい!欲が湧いてくるので、引き込まれて読める印象。 あっという間に読めたなと思います。 ミステリー部分は私が今まで読んできたミステリーの中ではそんなに難しくなく、1つの事件を推理する分には、解けて楽しいーを感じられるのではないかと思います。 ただし、それはあくまで1つの事件に対してのみの感想で、読んでいて、おや?と思うところがところどころあり、これは回収されるのか?と思うところもしばしばあり。 そして、ネタバレかもしれませんが、2巻が発売されることも決まっているので、この段階では伝えても大丈夫だろうと思い書きますが、回収されていないであろうことが出てきます。 回収するべき謎なのかすら分からないですが、そういえば、これって… おっと、チャイムが鳴った。誰か来たようだ… 何はともあれ、続きは気になる作品だと思ってます。
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あの世の手違いで命を落とした主人公烏間壮吾が天使と悪魔から「生き返らせてやるから仕事を手伝え」と。その仕事とは対象者である命を落とした人間が天国に行くか地獄に行くか死因等を調査して判断すること。 何日も前に時間を逆行するとか霊体みたいな感じで認知されない存在で・・・とかならともかく、死ぬ数時間前に戻されて対象者を調査するところから始まって取り巻く環境や死因を調査ってあまりにも無理ゲーというか。それでいてちゃんと結論だせちゃうあたりちょっとご都合主義っぽくも感じてしまった。 そして烏間本人の死因?が一番の謎ではあるんですが・・・真相がこれまたちょっとご都合主義っぽさが。殴って死なないまでもいい感じに気を失わせるとかさらっとできるものなのか?気にしすぎなのかな? 各話の死因についてはどれもハートウォーミング・・・まあ死んでしまってるのでハッピーエンドでもないんですが、いい話ではありました。
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探偵ものは好きだけど、逆行…と躊躇してましたが面白かった!まぁ天使やら悪魔やら出てくるのでファンタジーな設定ではあるものの、何故この人は死んでしまったのかという謎を追っていくのは面白かった。
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ラストは 少し驚いた そんな展開に?!って それぞれの死の原因を 限られた時間で 探す。 という設定は面白かった 死が覆らないことも含め とても切ない気持ちになる話ばかり 確かに 死は理不尽だ だから 話の結末に 僅かでも救いがあれば… 主人公の壮吾の メンタルの強さよ… ある部分ではガッカリしたけど 案外 こんなもんなのかもなーとも 思った(笑) 人間の理想や思いこみ。 そんなところが あーでも…なんだか切なくて… この後は 少し楽しい感じの本を 読まなきゃな。。。
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ある日何者かに殺された探偵の烏丸荘吾の元に天使と悪魔を名乗る中年男性と美女から生き返ることと引き換えに『魂の選別』を行うよう指示され、三件の殺人事件を経て人の死と向き合っていくストーリーだった。『阿泉来堂作品にしては今回はストーリーに力をいれて、どんでん返し要素は控えめだな。』と思って読んでいたが、最後の最後にまさかのどんでん返しでまんまと騙された。「これだから阿泉来堂作品は油断ならない。」という満足した気分になった。
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