The Only 1 の商品レビュー

稲村祐汰(著者)

2025/02/04

落丁には気付いたけど、本の中でそれを探すのかと思って
裏表紙の裏を剥ぎ取ってしまった
不自然なすき間があったし、落丁分がどこにもなかったから…

結局ヒント見たんですが、落丁の問い合わせもURLも見たことある仕掛けだったんで、またそれか～と思いました。
もっと本ならではのギミックがあったら良かったのに

小説もつまらなくはないのですが
ヒント見る前に本をこねくり回していたので
例の英単語に気付いてたし(倍…？)
そうしたら物語としてのオチも想像つくし

小説としても脱出ゲームとしても中途半端な印象の本でした。
使ってないギミックがたくさんある気がする…
(穴の開いたカバーとか主人公はあなたって再三言われたのだとか)
ちゃんとクリア出来てないのかな

2024/11/29

scrapの謎解きはとても好きでサブスクにも登録しているし、よく本も買っているが
この本は個人的には駄作。金払って後悔したレベル。

衝撃の1ページができました
そりゃそうだろうよ、誰が見ても…内容読んでなくてもあの1ページは衝撃だと思うよ
でもね、そこに至った時の感情として「何故そうなったのか解き明かしたい」より「怒り」の方が強かった。
結局その後色々して、ちゃんと謎を全部解いたわけだけどその結果分かることも大体予期してた通りだったのでつまらなさすぎる。
何故本が終わった後さらにあんなに長い文章を読ませられないといけないのか。
はっきり言って自己満足のオ⚫︎ニー作品。

物語中の謎解きはとてもつまらない。解いたとしても回答が作内の固有名詞だったりするので合ってるか分からず快感が少ない。
作品が終わった後の謎解きは多少面白かったけど、ほんとに面白かったのは一部…最初のとっかかりだけ。
脱字やページの天地左右の入れ替わりとか文字の反転白紙落丁や紙質の違い…
読んでた時のワクワクの方が強くて、それが活かしきれる謎解きではなかった。
scrapさんの本が好きなだけにこれはとても残念でした

2024/11/15

究極の駄作

まずキャッチコピーに騙された人はご愁傷さま
これは私の物語ではなく『私』の物語である
強調落丁などギミックは楽しめた
しかし、最初の数ページ読んだだけで現実との符合点が如実に読み取れ、読み進むうちに違和感は確信に変わり、『真実』を読む前にオチがわかり期待外れも甚だしい
語彙力や言い換え表現、文法など未熟過ぎるので読んでいて段々白ける
SCRAPの出版物は総じて大仰なフレコミの割に陳腐である

2024/10/10

※めちゃくちゃネタバレしてます

読者がカササギのスーザンになった感じ
面白かったです

映画オッペンハイマーを見たばかりなので「トリニティ」あたりで話の二重構造に気づいた
２つの火球の本当の名前に気付いた時はゾッとした
ただ二重構造には気づいたがその後どうしたら良いかわからずヒント見て進めました
最後のコピーのくだりはメタ的な解き方してしまったのが残念(住民票写しなんかと同じ印刷と気づいてしまった…)

最初核と戦争と平和がテーマなんだと思っておいおい随分風呂敷広げたけど大丈夫かなと思ったけど、着地がクローン技術だったのでちょっと肩透かし食らった
いろんな分野を含めた「科学」と人間の在り方とは？的テーマってことでいいのかな？NHKフランケンシュタインの誘惑的な…(と言うか作者はあの番組のファンなのでは)

再三出てくる「世界がどうなるかはあなた次第です」的なフレーズは、平和は個々の意識で変わるから何か行動しようねってメッセージってことなのであれば、しかと受け止めましてございます

あと惜しいのは、地の文が(あえて変な表現を入れているとは言え)読みづらくて小説自体も面白いとは言えなかった
一周目の小説もこれから謎解きがあることを忘れるくらい面白かったら満足度が凄そう

2024/08/08

難易度は中級レベルくらい。物語の中身が濃く強いメッセージ性があるだけではなく、大謎の仕掛けがこれぞ謎解きというワクワク感。個人的にはノーヒントで最後までたどり着いて非常に嬉しい。

2024/06/12

SCRAP出版の本を読むのはこれが初めてです。おもしろくなかった訳ではないのですが、謎解き後の爽快感がなく残念でした。

残念に感じた原因は主に3つあります。
①カタカナが多すぎて読みづらいです。ファンタジーっぽさを出すための演出かと思いますが、そのせいで始めは物語に入り込めませんでした。
②最終ページの謎解きの始め方がわかりづらいです。それも謎解きの一部かと思いますし、SCRAPらしさも感じたのですが…、めんどくさくなってしまいました。
③物語がくどいです。私は同じ話を2回されるのが苦手なタイプなので、"最後まで"読む際、疲れました。劇的などんでん返しもなく、想定内の物語のまま終わりました。

全体的に謎や物語自体よりも構成・仕掛けに趣向を凝らし過ぎた感が否めません。読む前の期待が大きかった分、批判ばかりになってしまいましたが、この本でしかできない読書体験をできたことには満足しています。

2024/06/10

ヴィレッジヴァンガードにこういうの売ってるよーとこどもたちが教えてくれて、興味を惹かれたので購入してみた。

帯にあった「小説史上初となる衝撃のラスト1ページができてしまいました。」というのも気になったし、以前遊んだ「DETECTIVE X」がものすごく面白かったからSCRAP出版に信頼もあったので。

読んでいて思ったのは、リアル脱出ゲームノベルとはいっても結局は小説だから、ただの謎解き小説なのか？？ということ。どのへんがリアル脱出なんだろう？と疑問だった。

時折出てくる謎を解きつつ読み進めていき、ラストの1ページ。確かに衝撃！

以下、ややネタバレ。気をつけて。

え、まさかこれで終わり？たしかに衝撃だけどこれじゃひどくない？ と最初は思い、いやそんなはずないよね何かあるよねと思い直してしばらく考えて。

これは見つけていたけどまさかこの行動をしなくちゃダメ？？と半信半疑でやってみたらビンゴで。

もうこれで解決ねと思いながらサラッと進めていたけれど、最後でがっつり躓いた。言いたいことはわかったし指示もすぐ見つけたけど（というか『衝撃』の前に見つけてた）、また『これが何？』となってしまい。

2週間、いや1ヶ月くらい考えたかも。かなりいろんな方面に向けて脳みそ絞り出したし、試行錯誤して苦労したけどやっぱりわからない。これはもう無理かなと諦めて、ヒント見ちゃった。あー屈辱〜。

わかってもわかりづらい。えー？これって◯？これって◯◯？と思ってしまった。もう少しそこがピンとくるような形にして欲しかった。

自分で最後まで解きたかった！ 最後の最後でわかりづらい謎だったしヒント見ちゃったしで不完全燃焼。

試みも仕掛けも面白かったし長く楽しめたけど、不満もけっこう残った。最後が気持ちよくなかったから人には勧めづらいかな。

2024/04/21

当初はあんまり登場人物に移入できないので、違和感を感じつつも結構だらだら読み進める感じでしたが、最後の方で？？？となり、そして結末は…

謎解き好きな人はぜひ読んでもらいたいです！

2024/04/11

良くも悪くもあまり多くは語れない一冊。
あえて言うなら、これは小説ではなくリアル脱出ゲームノベルですということ。
だからリアル脱出ゲームノベルとしての感想を言うとしたら、ちょっと物足りなかったかな。。
小説としての全体的な仕掛けは面白かった分、肝心な謎解きが不完全燃焼な感じです。
まあ、気になる方はぜひ。