精神診療プラチナマニュアル 第3版 の商品レビュー
ロクな準備体操もせず精神科診療の現場に飛び込んでしまった医師にとっては福音の書。 外来でも病棟でも首っ引きになるこの書籍は、「マニュアル」の名に恥じない構成で、臨床で出くわすことの9割以上が網羅されている。そして該当項目を読んでも手に負えないならば、上級医やそれに準ずる医師に相談...
ロクな準備体操もせず精神科診療の現場に飛び込んでしまった医師にとっては福音の書。 外来でも病棟でも首っ引きになるこの書籍は、「マニュアル」の名に恥じない構成で、臨床で出くわすことの9割以上が網羅されている。そして該当項目を読んでも手に負えないならば、上級医やそれに準ずる医師に相談すべき、という一つのメルクマールにもなる。 裏を返せば、上級医に相談できる環境にない(精神科を標榜していない病院に勤務しているのに精神科疾患を診療しているとか)場合、この書籍のvalueを100%活かせるとは言い難い、かもしれない。 もちろん、本当に全く精神科の素養がない人間(「抑うつ」と「(DSMで出てくるような)うつ病」の区別がつかないクラスの人間)には無用の書。 精神科の道を走り始めたフレッシュマンや、なんとかして学生レベルの知識は身についたかもしれない非専門家には是非ともお勧めしたい。
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