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ぼくらは回収しない の商品レビュー

3.5

27件のお客様レビュー

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2024/08/28

ほんタメ文学賞大賞の作品とのことで読みました。 短編集となっており、伏線回収かと思いきやもうひと展開あり、面白かったです。 どの作品も読みやすくて、割と明るめ青春系な舞台なので、ミステリ初心者の方におすすめかなと!

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2024/08/19

解決かと思いきや、もうひと転がりある短編集。 思い込んだことが、事実とは限らない。「こういう人は〇〇だ」「こういう場合は〇〇なんだ」こんな考えを巡らせている時、私達はきっと、回収しなくても良い伏線に引っかかっているだけなのかもしれません。

Posted byブクログ

2024/08/16

ぼくらは回収しない。なるほど。 伏線回収でそうなるよね?ってところから またひっくり返される感覚。 短編集だけど長編で読みたい。 短編で終わるキャラとしてはどれももったいない!

Posted byブクログ

2024/08/09

おおー!これ面白い。ざっくり言えば青春ミステリーにカテゴライズされる短編集だが、なかなか凝っている。トリックや謎解き部分も悪くないけれどそれ以外の部分が冴えわたる。トピックスをうまくストーリーにしているところが良いし、何よりどこか風刺が効いた作風がある意味どんでん返し的驚きをもた...

おおー!これ面白い。ざっくり言えば青春ミステリーにカテゴライズされる短編集だが、なかなか凝っている。トリックや謎解き部分も悪くないけれどそれ以外の部分が冴えわたる。トピックスをうまくストーリーにしているところが良いし、何よりどこか風刺が効いた作風がある意味どんでん返し的驚きをもたらしてくれた。お気に入りは『街頭インタビュー』→動画の炎上を鎮めよう。謎解きはささやかながらもサプライズはバッチリ。『カエル殺し』→まさか蛙化現象を取り上げるとは。動機に呆然だがお笑い好きには楽しめた。これはバッチリ回収してる!

Posted byブクログ

2024/08/04

ほんタメ文学賞候補作となったことで読了。 現代だからこそのテーマがふんだんに使われた5つのミステリー。 ただどのお話もスッと入ってきたのはなぜだろう。 同世代で同じ時代を生きる作者さんの 日常にありそうでなさそうなシチュエーションのストーリーであり、 それに、それぞれにメッセ...

ほんタメ文学賞候補作となったことで読了。 現代だからこそのテーマがふんだんに使われた5つのミステリー。 ただどのお話もスッと入ってきたのはなぜだろう。 同世代で同じ時代を生きる作者さんの 日常にありそうでなさそうなシチュエーションのストーリーであり、 それに、それぞれにメッセージ性もあったこと。 だからかすごく読み応えを感じた1冊となった。

Posted byブクログ

2024/08/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

姉のインタビュー動画が、悪い方にバズって批判されまくった女の子に頼まれて事実を観測する。質問と回答内容を編集されていた。探偵が批判に加担してたこともわかり、気まずくなる。 漫才コンビ、苦節の果てにM1優勝するが、バラエティで苦戦。中良い先輩芸人もR1優勝。祝賀会で殺人。タバコは吸わなくてもネタ用にマッチを持っている。R1優勝の今が最高で、この後バラエティで苦戦するから、いいところで終わらせた。 死んだ祖父の家の遺品整理。昔見た本だらけの部屋。ふと、それから15年経ってるのに、変わらず本だらけなのに疑問。別の部屋に移動してた。今際の際の祖父が発した、こないだ伊集院先生から聞いた、はこないだは2年前。 生徒は入れないプールサイドにゴミが散乱。不良女がタバコを投げ捨てたのを誤魔化すために蒔いた。 日食の時に密室自殺。倉庫で目張りで連単自殺。倉庫の外側の小さな部屋で、毒ガスを撒いたと言い襲うと倉庫に逃げて毒ガスの侵入を防ぐために目張り。倉庫内の一酸化炭素で中毒死。人生の伏線を無理に回収した。人生の伏線は、長い目で見て回収されることもある。漫画家になる夢を諦めて建築事務所に就職したが、就活生用に漫画を描いて勧誘したりする。 作者が若いので、若い発想や言葉がふんだんに出てくる。2年前をこないだと言うのは老人じゃなくてもアラフォーもそうだな…とか。

Posted byブクログ

2024/07/29

ほんタメ文学賞 ノミネート作品チャレンジ② ミステリー短編  炎上や蛙化現象等の現在の素材からの作品 トリックだけでなく心理描写も細やかで心地良く読了しました まだ大学院生の作者さん この先が楽しみな作家さんとの出会いでした

Posted byブクログ

2024/07/26

【収録作品】 街頭インタビュー カエル殺し 追想の家 速水士郎を追いかけて ルナティック・レトリーバー 「街頭インタビュー」 探偵気取りの中学生がイタイ。そういう黒歴史がある面々が頭に浮かぶが、彼らよりも普通なのに自意識が高く、SNSでの発言のイタさが辛い。 「追想の家」「速水...

【収録作品】 街頭インタビュー カエル殺し 追想の家 速水士郎を追いかけて ルナティック・レトリーバー 「街頭インタビュー」 探偵気取りの中学生がイタイ。そういう黒歴史がある面々が頭に浮かぶが、彼らよりも普通なのに自意識が高く、SNSでの発言のイタさが辛い。 「追想の家」「速水士郎を追いかけて」 語り手の気づきが気づきだということにびっくり。著者の若さに納得。 「カエル殺し」「ルナティック・レトリーバー」 犯人の自己中心的で観念的な動機の幼さが恐ろしい。

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2024/07/25

色々なミステリの入ってる短編集。 日常の謎、殺人、イヤミス… 1話目の炎上のやつはイマドキのやつだな…怖っ!と感じた。1番好きだったのは速水くんの話でした。

Posted byブクログ

2024/07/20

「カエル殺し」が面白かった。 全て悪くないのだが物足りなさも感じた。 自分は、ミステリーや謎解きものは長編でじっくりと読みたい派だと気がついた。

Posted byブクログ