チョウセンアサガオの咲く夏 の商品レビュー
佐方貞夫シリーズの短編集かと思っていたら、それは最後の1編「ヒーロー」だけで、思惑はちょっと外れた。 他の10編は、イヤミスあり、繊細な人間ドラマありで、著者のフィールドの広さを感じる。 ほとんどが「5分で読める!」掌小説で、なかに赤塚不二夫のギャグ漫画『おそ松くん』を題材にした...
佐方貞夫シリーズの短編集かと思っていたら、それは最後の1編「ヒーロー」だけで、思惑はちょっと外れた。 他の10編は、イヤミスあり、繊細な人間ドラマありで、著者のフィールドの広さを感じる。 ほとんどが「5分で読める!」掌小説で、なかに赤塚不二夫のギャグ漫画『おそ松くん』を題材にしたスピンオフ小説もあり、楽しませてくれる。
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佐方貞人シリーズのスピンオフ「ヒーロー」を含め、献身的に母の介護をする娘の本当の気持ちに愕然とする「チョウセンアサガオの咲く夏」、奉公人の八彦と瞽女との交流を描いた「泣き虫の鈴」など11編の柚月裕子のオムニバス短編集です。9編は10ページ足らずの作品ですがしっかりと読ませてくれま...
佐方貞人シリーズのスピンオフ「ヒーロー」を含め、献身的に母の介護をする娘の本当の気持ちに愕然とする「チョウセンアサガオの咲く夏」、奉公人の八彦と瞽女との交流を描いた「泣き虫の鈴」など11編の柚月裕子のオムニバス短編集です。9編は10ページ足らずの作品ですがしっかりと読ませてくれます。 2024年7月15日読了。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
全部で11話の短編集。何故かおそ松さんの話や、シリアスな話、精神疾患の人の話や整形の話、近親相姦まで多種多様な話が盛り沢山だった。それぞれ関連のある話もあれば、そうでないのもあり、あまり読む手は進まなかった。(一応最後まで読んだが)最初のタイトルの話と、お薬増やしておきますねという話が印象に残っている。
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ミステリーから人間ドラマ、ギャグ漫画のパロディから、著者の代表作のスピンオフまで多種多様なオムニバス短編集。作品の最後から数行に潜む驚き。嫌ミスではないが心掴まれる。タイトルの作品は「恩返し」という名の主人公による内面の変化(気付き)がゾクッとした。一作品毎に文体が変化する様子は...
ミステリーから人間ドラマ、ギャグ漫画のパロディから、著者の代表作のスピンオフまで多種多様なオムニバス短編集。作品の最後から数行に潜む驚き。嫌ミスではないが心掴まれる。タイトルの作品は「恩返し」という名の主人公による内面の変化(気付き)がゾクッとした。一作品毎に文体が変化する様子は、さすがプロだなと思わせられる。
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佐方貞人シリーズのスピンオフ目当てで買った訳だが、その他の短編に関しても面白く、またそれぞれの作品が少ないと十ページ前後とさくさく読める点も好評価 表題作のホラー要素や他にも推理要素、はたまたお笑い要素までと色々なカテゴリーを網羅しておりカバー裏に書かれているオムニバスの名の通...
佐方貞人シリーズのスピンオフ目当てで買った訳だが、その他の短編に関しても面白く、またそれぞれの作品が少ないと十ページ前後とさくさく読める点も好評価 表題作のホラー要素や他にも推理要素、はたまたお笑い要素までと色々なカテゴリーを網羅しておりカバー裏に書かれているオムニバスの名の通り
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短編集が11作。なかなかエグい内容もあったが、「泣き虫の鈴」、「サクラ•サクラ」、「お薬増やしておきますね」、「ヒーロー」が個人的には面白みを感じた。 作者の代表作である、佐方貞彦シリーズやマル暴シリーズの雰囲気やスリルはなかったが、佐方検事シリーズのスピンオフ「ヒーロー」が読...
短編集が11作。なかなかエグい内容もあったが、「泣き虫の鈴」、「サクラ•サクラ」、「お薬増やしておきますね」、「ヒーロー」が個人的には面白みを感じた。 作者の代表作である、佐方貞彦シリーズやマル暴シリーズの雰囲気やスリルはなかったが、佐方検事シリーズのスピンオフ「ヒーロー」が読める。
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柚月さんの短編集、全体的には残念でしたが、最後のヒーローは良かった!早く次の佐方検事シリーズが読みたい
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短編集。 なんとなく寂しい結末やイヤミス系の話が多い中、最後の「ヒーロー」は清々しい感動がある佐方シリーズのスピンオフ。 増田事務官、いい! 佐方検事も増田事務官も誠実でまっすぐな人柄で、読んでいた私も思わず背筋が伸びた。
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