ドラえもん探究ワールド 水族館のなぞ の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
子どもが好きで読んでるドラえもんの探求ワールドシリーズ。 水族館が好きなので読んでみた。 水族館の成り立ち、水族館の水や水槽技術、夜の水族館、水族館の仕事は勉強になった。 「動物福祉」という用語を初めて聞き、2023年からは国内で統一された飼育環境評価がされてるという最新の動向まで知ることができた。 動物愛護、動物福祉の観点から、イルカのショーはイルカの権利に反するのか、習性を活かしたイルカにとって良い刺激なのか、とても興味深い。 そして、日本は水族館が多いのは知っていたが、世界の水族館の5分の1とは知らなかった。巻末の水族館リストを見てもっと様々な水族館を訪れてみたくなった。 元海遊館館長のあとがきも学びがある。 時代とともに水族館を支える技術が発展し、役割や責任も変化、水族館を訪れる人たちの想いや目的も多種多様になったと言う。 「水族館が生物多様性館になったら」という発想は素敵。 海に囲まれ、山や川の自然にあふれ、自然災害の脅威と共存している日本だからこそできる、「宇宙船地球号」の舵取りがあるとのこと。 いい学習になるので、子どもにはマンガ部分だけじゃなくて、全部読んでもらいたい。
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