センス・オブ・ワンダー の商品レビュー
レイチェル・カーソンの綴る本文もさることながら、後につづく訳者のエッセイにも生命にふれる歓びがみずみずしく描き出されている。 読み進めるたびに心洗われるような気分になった。 装丁も端正で、あまり本を読まない人にもプレゼントしたくなる一冊。
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丁装買いしてしまった。 「事実がやがて知識や知恵を生み出す種子だとしたら、感情や感覚に刻まれた印象は、種を育てる肥沃な土壌」
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タイトルが目に入って手に取って読み始めた本だけど、運命だったかもって思えるほど、忘れかけていた大切な言葉たちが沢山あった。 自然に行きたくなったし、またすぐに読み返してチャージしたいって思える本 センス・オブ・ワンダー忘れずに生きたい この本は生きる希望道しるべ
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おすすめ資料 第590回 「センス・オブ・ワンダー」新訳(2024.10.11) レイチェル・カーソン「センス・オブ・ワンダー」の新訳を、 西村ツチカさんの繊細な挿画とあわせてたのしんでください。 虫の声のにぎやかなこの季節、その小さな姿を探してみるのも いいかもしれませんね...
おすすめ資料 第590回 「センス・オブ・ワンダー」新訳(2024.10.11) レイチェル・カーソン「センス・オブ・ワンダー」の新訳を、 西村ツチカさんの繊細な挿画とあわせてたのしんでください。 虫の声のにぎやかなこの季節、その小さな姿を探してみるのも いいかもしれませんね。 【神戸市外国語大学 図書館蔵書検索システム(所蔵詳細)へ】 https://library.kobe-cufs.ac.jp/opac/opac_link/bibid/BK00365231
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・私は世界中の全ての子どもたちに、一生消えないほどたしかな「センスオブワンダー」を授けてほしいと思います。それは、やがて人生に退屈し、幻滅していくこと、人工物ばかりに不毛に執着していくところ、あるいは、自分の力が本当に湧き出してくる場所から、人を遠ざけてしまうすべての物事に対して、強力な解毒剤となるはずです。 ・知ることは感じることにくらべて半分も重要ではない ・壮大な雷のとどろき、風のささやき、海の波や流れる川の響きなど、地球の発する声とその意味にじっくり耳を傾け、時間をかけて言葉にしてみてください。 -------------------------------- ・美しいもの、見たいものだけを見て、見たくないものに目をつむるのは「観察」ではない。カーソンの著書を読んでいると、いわゆる「環境」問題の根っこにあるのも、結局は人間による環境の観察の欠如なのかもしれないと思う。 ・人が生きるという営みが、いかに人間でないものに支えられているかを、子どもたちに学び続ける日々であった
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「月という天体が一つあるだけで、地球の運命が大きく変わってしまうように、一人の人間がそこにいることが、だれかの人生を変えてしまうこともある。」(本文より) レイチェル・カーソンのベストセラー『センス・オブ・ワンダー』(意味は「驚きと不思議に開かれた感受性」:本文より)の新訳に加...
「月という天体が一つあるだけで、地球の運命が大きく変わってしまうように、一人の人間がそこにいることが、だれかの人生を変えてしまうこともある。」(本文より) レイチェル・カーソンのベストセラー『センス・オブ・ワンダー』(意味は「驚きと不思議に開かれた感受性」:本文より)の新訳に加え、自然の不思議を科学の立場からだけでなく、日本の古語とも紐づけて新たな意味を感じさせてくれる1冊。文系、理系どちらにもお勧めしたい。 【NDC:402】
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レイチェルカーソン「センスオブワンダー」。研究者が手がけた新訳。西村ツチカさんの挿絵もとてもいい。 研究者が書く僕たちの「センスオブワンダー」を読むと小さくてもいいから庭付きの戸建てが欲しくなってしまった。
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以前読んだ「センスの哲学」は こういうことが言いたかったのだろうなと腑に落ちました。 センス・オブ・ワンダーは「驚きと不思議に開かれた感受性」と訳されています。 それは自然のなかにいても 都会の雑踏のなかにいても なにかに驚き不思議に思う感受性。 答えはあってもなくてもいいの...
以前読んだ「センスの哲学」は こういうことが言いたかったのだろうなと腑に落ちました。 センス・オブ・ワンダーは「驚きと不思議に開かれた感受性」と訳されています。 それは自然のなかにいても 都会の雑踏のなかにいても なにかに驚き不思議に思う感受性。 答えはあってもなくてもいいのでしょう。 自然を見つめ、音を聴き、夜空をみあげ、雲を楽しむ。 人生の歩みかたと時間の感じ方が変わる気がしました。
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レイチェル・カーソンの著作というよりは森田真生の作品と言う方が適当だが、これがいい。『数学する身体』を読んだ時も思ったのだけれど、彼は賢明な詩人であり哲学者だ。そしてこの作品では、その思想(詩想)の源となる生活の実践者という一面も現している。
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センスオブワンダー自体初読書である。くわえて、森田真生による「センスオブワンダー」も味わえ非常に読み応えのある作品。 自然に対する開かれた秘密という概念。その圧倒的無限性へのある種の虚無感と安心感。自然を十全に体験できる子どもたちの感性への賞賛。 大人な私は純粋な感情を諦めて...
センスオブワンダー自体初読書である。くわえて、森田真生による「センスオブワンダー」も味わえ非常に読み応えのある作品。 自然に対する開かれた秘密という概念。その圧倒的無限性へのある種の虚無感と安心感。自然を十全に体験できる子どもたちの感性への賞賛。 大人な私は純粋な感情を諦めている節もあり、そういった私が我が子に対して自然の豊かさや素晴らしさに気づかせてあげることはできないとった諦めがあった。しかし、教条的に提供するのではなく、子どもの視点による驚きや発見から大人も学ぶという相互的な関係のすばらしさに気付かされた。変に肩肘張った姿勢ではなくてもよいんだ、目の前に現れる場を共に楽しめばいいんだという気持ちになった。 森田真生のキー概念である「身体」と自然との関わりも述べられている。身体から発する感性というベクトル。月並みになってしまうが、単に知っていることではなく実際に体験して得た知識というものの頑健さを精錬なでみずみずしい筆致により心に染み渡る。 最後は環境問題にも話題は進む。環境への配慮•保全は今後の人間社会を維持していくために「必要」な行為。しかし、必要という義務感だけでは成り立たない。自然に対するワンダーの感覚による無意識下の本源的なものへの眼差しがあること、この感覚を都度思い返せる人生でありたい、難しいそうだけど。
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