繭の中の街 の商品レビュー
「ただ、しあわせそうにしてるだけで世界を救っているんだよ」という言葉に出会えて、この本を読んで本当に良かった。
Posted by
レペゼン母から著者をたどってこの作品。独特の世界観が既視感。だいぶ前に亡くなった人と貴重なひと時をすごす夢現みたいなストーリー。確か桐野夏生さんの作品にこんな作品があったような。レペゼン母がめっちゃ感動作だったのでちょっと期待ハズレでした。
Posted by
神戸に住んでいたことがあるので、出てくる街がとても懐かしかったです。 ただ、得意ではないジャンルの小説だったので、読むのに時間がかかってしまった。
Posted by
神戸が舞台と知り手に取った。それぞれの短編で、誰かと誰かが出会って、そして悲しい別れも。全体に蔭もあり、落ち着いた雰囲気なのは、舞台となった街のせいなのか、それとも、街のそういう部分を上手に使って物語を作ったからなのか。神戸は著者の出身地。 前に読んだ「レペゼン母」の作者。時に...
神戸が舞台と知り手に取った。それぞれの短編で、誰かと誰かが出会って、そして悲しい別れも。全体に蔭もあり、落ち着いた雰囲気なのは、舞台となった街のせいなのか、それとも、街のそういう部分を上手に使って物語を作ったからなのか。神戸は著者の出身地。 前に読んだ「レペゼン母」の作者。時に詩的になるのはレペゼンのラップにも共通するのか。静かに、時には考え込みながら、伝わらない気持ちに悩んだりしながらコミュニケーションを取る人物が多く、気持ちの表現がとても丁寧。
Posted by
この人の表現は なんだか独特でとっても好きだ。 不思議な世界。 短編集でバラバラなんだけど 全部引き込まれた。
Posted by
不思議な空気感の短編集。表現が繊細でまっすぐ。どの話も好みだった。 特に一つ目の天使みたいな彼女が出てくる『プロフィール』が一番好きだ。 そう言えば著者の『レペゼン母』も良かった。他の本も読んでみたい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
「神戸」という街で出会い別れるいくつかの物語。 神戸だからこその不思議な手触り。 人生のまだ一つ目の曲がり角あたり忘れられないであいがあれば、きっとずっとその物語は自分の中で生き続けるんだろうな。 ああ、そうか、生き続けるのは終わってしまったからなのか。ふわふわと柔らかくてにがい出会いと別れが尊い。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
なんだかちょっと不思議な世界観の短編集。 短編集であるあるだけど、すごく楽しめるものと何だかあまりハマらない作品があった。 就活中で恋人とも何だかうまくいっていない大学生が花屋で兄と知り合いの女性と知り合う話が楽しかった。気功を教えているというその女性に惹かれる主人公。えーどうなっていくの?と思ったら、その女性の正体は…まさかの別れさせ屋。婚約した兄を婚約者と別れさせようとした元彼女が依頼した人物だった。さらに、実は同時に婚約者からは浮気癖がないかチェックするためにも依頼されていた。 あと小さな神社にいる神様の話も好きだったー!めちゃくちゃ短くて、これは続き読んでみたい。 最後の羽の生えた一つ目の種族の話は何かわかるような、何だかファンタジーのような、でも現実感もある不思議な感覚の話だった。
Posted by
読みたい!って思ってないのに なぜか手にしたので読んでみた よかった 羽生えてる目が1つの話が特によかった 幽霊同士の話もよかった 蚕育ててみた話もよかった 学ランの神様もよかった なんだよ! 短編じゃなくて長編で読みたいよ! って思ったけど 短編だからいいのかも でもどれも...
読みたい!って思ってないのに なぜか手にしたので読んでみた よかった 羽生えてる目が1つの話が特によかった 幽霊同士の話もよかった 蚕育ててみた話もよかった 学ランの神様もよかった なんだよ! 短編じゃなくて長編で読みたいよ! って思ったけど 短編だからいいのかも でもどれも 長編読んだくらいの濃厚さがあった そいでどれも てんでバラバラなのがよかった 1冊で何冊も読んだ感じ 満足したので星は4つ
Posted by
- 1