ヤメ銀 銀行を飛び出すバンカー の商品レビュー
週刊文春で連載されていた企画を再構成して新書化。様々な事情で銀行を離れた元・銀行員達のその後を追ったルポ。 度々出てくる、銀行員は「我慢すれば定年まで面倒みてもらえる」「名刺ひとつで誰にでも会える」というフレーズが印象に残る。かつてほどでなくとも、銀行員は社会的地位も高めで安泰...
週刊文春で連載されていた企画を再構成して新書化。様々な事情で銀行を離れた元・銀行員達のその後を追ったルポ。 度々出てくる、銀行員は「我慢すれば定年まで面倒みてもらえる」「名刺ひとつで誰にでも会える」というフレーズが印象に残る。かつてほどでなくとも、銀行員は社会的地位も高めで安泰な職業なようだ。しかしその地位に甘んじず、あるいは不満を持って銀行を飛び出した元バンカー達の活躍ぶりが面白い。 元から地頭の良い人達による成功体験ではある。しかし持てるノウハウを活かして成功に結びつけたり、充実した仕事に巡り会えるかどうかは結局その人の気の持ちようだろう。バンカー達に限らず、視野を広げてチャレンジしていく人達の気概を見習いたい。
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何となく題名が気になって本屋で手に取った1冊。著者かほぼ同年代で、自分の業界をジャーナリストの立場から捉えているので、自分自身の銀行員時代の歴史を辿るようで面白く読むことが出来た。
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