できる上司は会話が9割 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
個人的には「〇〇は9割」「〇〇がすべて」みたいな本は嫌いなんです。 これだけ考えが多様化しているのに、絶対とか言われるとなんか腹が立ってくるんですよ! ってまあ、そんなおっさんの戯言は別として、本作の内容はかなり良かったと思います。 ・・・ 本作は、会話術で部下(相手)をリードしようという、というのが端的に言うと言いたいことだと思います。 その心・根底にあるのは、共感や「相手はほんとうは何が言いたいのかな」という想像力を持つことです。 それを会話術でより具象化する・言葉にさせることでコミュニケーションをスムーズにしよう、という話です。 ・・・ 具体的には、 承認する、傾聴する、復唱しつつ会話を深める、相手目線で考える(再現ドラマ的に自己認識する)、相手の真意を考える、「コントロールできないもの」は会話で取り扱わない、ただただ聞くだけが必要な時もある、フィードバックを周囲から得る(「良いところは? より良くする部分は?」など聞き方も気を付ける)、 などなど。 付箋を付けていた部分を羅列しただけだと伝わりづらいのですが、細かいテクニックは日常の会話に生かせそうな気がします。 というかですね、こういう会話・態度を常にできる人はきっと異性からもモテモテになると思います。 途中からなんだかナンパ指南の本でも読んでいる気になったのも事実。 そしてこれらがすべてできれば、聖人君主のような上司にもなれそうです。 はあ、私にはむりぽ。 ・・・ ということで会話で部下を導く本でした。 全てを真似するのはハナから諦めますが、繰り返し読んで、生活に生かしてゆきたいと思います。
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