ビジネス数字思考トレーニング コンサルタントが必ず身につける定番スキル の商品レビュー
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◆印象に残ったフレーズ 企業は売上や利益といった損益計算書ベースの数字を重要視するが、投資家はROEや資本コスト等、資本効率性を重視しているという点で大きなギャップがある。 PBR1倍割れは何が原因なのか。時価総額を純資産で割ったPBRが1を下回っていると企業価値が解散価値を下回る。上場している意味が無い。ということになる。 ◆仕事や人生に活かせるアクション 財務諸表が読めるようになると企業はどのような戦略・動きを取っているのか、少しだけ仮説を立てられるようになる。周囲の企業の動きを敏感に感じ取って、早期アクションすることが、重要となる。日本は時価総額上位のメンツがあまり変わらないが、世界を牽引するアメリカではまずそのようなことはない。 M&A等により、海外企業・資本を取り入れるという動きも活発になっているので、そういった動きには注視しなければならない。 ◆自由な感想 企業と投資家の目線は異なることに注意。企業側の目線になってしまうが、自社の売上・営業利益くらいは知っておくべきだと思う。 ROEは企業・投資家双方の共通項になりつつあるので、そこまでは押さえておきたい。 非常に読みやすい本だった。
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