ほんとにともだち？ の商品レビュー

如月かずさ(著者),高橋和枝(絵)

2024/12/03

ストレートな題名で子どもも手に取りやすいと思うのですが、控えめで優しい表紙ですから大人が積極的に渡さないと見つけられないかもしれませんね。
思っていたより長かったので、低学年でもある程度本好きがよむイメージです。読み聞かせてあげてもいいかも。

小さい頃から、「ともだちごっこ」はやったことがあっても、ともだちをちゃんと作ることはなくすごしてきました。
友人だと言える人にちゃんと出会えたのは高校に入ってからで、友達付き合いの仕方が苦手でつっけんどんになってしまい、なんとか偶然会えたら謝りたいのですけど、そんなことがあるわけもなく、ずっともやもやしています。
その子の笑顔しか思い出せなくて、私は楽しかったけどその子はしぶしぶ付き合ってたんじゃなかろうか…とおばさんになった今になって思うんですよね。

お互い反応が薄くても友達でいいんだよと言ってもらえるんだったら、
私とその子も友達だったと思ってええんかなぁと今ちょっと涙ぐんでます。

2024/10/16

小学校低学年から読めますが、私はこの本を中高生のときに読みたかったです。ともだちとつきあうことの難しさや、一緒にいるのに感じる寂しさに共感しました。あたたかい気持ちになるラストが素敵でした。
高橋和枝さんのイラストも大好きです。

2024/06/27

低学年向け。
お姉ちゃんのひとことでたんくんと友達なのか不安になってしまったまあくん。お父さんの寄り添い方が素敵。友達の関係はひとそれぞれ。

2024/06/05

私もまあくんのように、ほんとにともだち？って思ったことがあります。

｢たくさんおしゃべりをしなくても、なかがよさそうに見えなくても、たまにしか会わなくても、おとうさんとおじさんはちゃんとともだちなんだよ。｣(P46)

おとうさんの言葉に泣きそうになりました。
まあくんとたんくんがずっとともだちでいられますように。