学び方を学ぶ授業 の商品レビュー
子どもたちに学ぶ力を育てるために日々どんな語りをするのか、学習を行うのかヒントがたくさん得られる一冊でした。
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※このレビューにはネタバレを含みます
最後の方読んで、驚愕した。 自分も中学まではかなり出来が良かった方なのに高校で落ちぶれた感があり、それを周りの環境のせいにしていた。それが劣等感であり、そこから今の人生につながっている。 けど、この本ではっきりした。俺は学び方を知らなかったんだと。というより、学びが与えられるものだと思っていた。 そしてそれこそが俺がやるべきことだ。目の前の子どもたちにいかに学び方を身につけさせられるか。俺がいなくても、教師がいなくても一生学んでいけるようにしないといけない。 そのためにまず、学校の在り方、授業の在り方、教師のあり方を変えていかないといけない。 まずできそうなのは、それらのことを率直に伝えること。 いまこのタイミングでこの本に出会えてよかった!
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この本はいわゆる「主体的な学び」についてのハウトゥーが書かれている本ではありません。 集団の空気や教師の気の持ちようのような、「ふんわりした概念」が出てきます。 ここから、著者の 「主体的な学びってハウトゥーでできるものでは無い」 という熱い思いを感じました。 この切り口は非...
この本はいわゆる「主体的な学び」についてのハウトゥーが書かれている本ではありません。 集団の空気や教師の気の持ちようのような、「ふんわりした概念」が出てきます。 ここから、著者の 「主体的な学びってハウトゥーでできるものでは無い」 という熱い思いを感じました。 この切り口は非常に新鮮であり、 今の教育現場に大事な「構え方」だと思います。 「どんな方法を使えば、子供たちが自ら学ぶようになるだろう。」 という悩みのある先生に、ぜひ読んで欲しいと思います。
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この本は教師だけでなく、組織に所属して働いている人全員にオススメできる本です。 上司が部下をマネジメントするために、行っているようなことを、小学生にも伝わるようにいくつもの段階を踏み、伝え方を工夫し、少しずつできるようになっていっていることを褒めることで、自己肯定感を高めつつ...
この本は教師だけでなく、組織に所属して働いている人全員にオススメできる本です。 上司が部下をマネジメントするために、行っているようなことを、小学生にも伝わるようにいくつもの段階を踏み、伝え方を工夫し、少しずつできるようになっていっていることを褒めることで、自己肯定感を高めつつ、学びに対する価値感を育んでいることが良く伝わってきました。 ・目標を何度も共有することで、生徒個人の主体的な目標にまで落とし込む ・目標に向かって計画を立てる ・メタ認知をし、次回に向けて準備する 日常的にこのサイクルが周るようにケアしている難波先生は理想の上司なんじゃないでしょうか? また、各段階で躓いた場合、できるようにするための導き方も勉強になりました。質問を何度か繰り返すことで、相手が具体的にどこで躓いてしまったのかを言語化させてあげる。躓いた箇所が具体的になることで、対策を考えることができる。 部下の失敗をなあなあにすることなく、次に活かすための機会に活用したいと思います。
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