どろぼう猫とイガイガのあれ の商品レビュー

小手鞠るい(著者),早川世詩男(絵)

2024/12/15

すずらんは野菜がきらい。緑のミニかいぶつブロッコリーもぬるぬるした里芋も、みんなこの世からなくなればいいのに。
大きらいなのは、まだある。一番きらいな、あれ。この世からきえてしまえ、あれ。

ぼくの名前は、ライアン。
アイルランドの森で生まれた、おす猫です。
ぼくのお家、素敵でしょう？宝物も見ていってよ。
そろそろ、出かける時間だ。
今夜からぼくは、ある遠い国で冒険しながら宝物探しをする。

二作目から読んでしまいましたが、こちらが一作目でした。
話の流れは同じです。
この突拍子のない場面展開と、知らない間に心のイガイガ、モヤモヤを遠くからやってきた猫が盗んでいっちゃうという流れが大好きです。
個人的には二作目の方が好きです。きっと斬新なお話に強烈な印象を受けたからかと思います。
緑にミニかいぶつのイラストが可愛いです。

2024/10/13

2024.10 市立図書館
「どろぼう猫とモヤモヤのこいつ」の方を先に読んでたので、こんな感じなのはなんとなくわかっていたけど…。
あっというまに読めてしまうけれど、うーん？となんかモヤっとした。なんだろう。

2024/04/07

4年から。空想や絵本が大好きなすずらんちゃん。絵本のライアンが、宝物を盗むぼうけんを始めて⁈苦手な野菜に、苦手な算数が大好きに。あれれ？ライアンは何を盗んだの？
流れるような文章と、想像力溢れるお話に、早川さんの動きのある絵がマッチ。ただ、抽象的なお話で児童の理解度によってはモヤモヤしてしまうかも。