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新・世界から戦争がなくならない本当の理由 の商品レビュー

4.4

11件のお客様レビュー

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2024/10/26

2019年の刊行から世界情勢はさらにキナ臭くなり、本書が訴える内容は、より切実で生々しいものになっている。知らないままでいたら、いつの間にかミサイルで黒焦げ屍体なんてことになりかねないぞ。まさに今読むべき本。

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2024/10/16

教育を受けられることがどれだけ幸せか 強制労働、親と引き剥がされる、教育なんて必要ないという国の意向 そのような国があるという事実 知らないことは罪である 多くの人が国のために亡くなった事実 国の為政者たちにより振り回される国民 「腕」で対抗する日本 「マニュアル」で対抗するア...

教育を受けられることがどれだけ幸せか 強制労働、親と引き剥がされる、教育なんて必要ないという国の意向 そのような国があるという事実 知らないことは罪である 多くの人が国のために亡くなった事実 国の為政者たちにより振り回される国民 「腕」で対抗する日本 「マニュアル」で対抗するアメリカ 歴史から見える戦争の背景 世の中を知らなければ、正しい判断はできない 戦争という手段に走らない人類になってほしい

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2024/09/26

戦争の反省から戦争を生むことを知れた。 そして冷戦がどのようなものだったのか、アメリカ、ロシア、中国がどんな国なのか、アメリカ視点にはなってしまってるのかもしれないけどよく分かった。 とにかく池上彰さんの本はとても分かりやすい。

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2024/08/24

池上彰さんの世界の戦争や紛争についての解説本。 流石に池上彰さん!文章は読み易いし分かりやすく、内容がどんどん入っていくのが凄いなと思いました。とても興味深く読み進める事が出来ましたし、世界の今までの紛争の流れがよく理解出来ました。 結局アメリカとロシアやイギリス、中国など大国の...

池上彰さんの世界の戦争や紛争についての解説本。 流石に池上彰さん!文章は読み易いし分かりやすく、内容がどんどん入っていくのが凄いなと思いました。とても興味深く読み進める事が出来ましたし、世界の今までの紛争の流れがよく理解出来ました。 結局アメリカとロシアやイギリス、中国など大国の都合で世界は振り回されてきたんだなと思いましたし、特にアメリカとソ連(ロシア)はずっと絶え間なく何処かで戦争をしてきたのだなという事実に驚いたというか呆れたというか悲しくなったというか。 イスラエルとガザ地区やロシアウクライナ戦争も解決する道筋が遠すぎて辛いです。 一市民としては戦争などしない方が良いに決まっています。平和が一番です。 この世界の紛争が少しでも早くなくなりますように。そして日本が戦争に巻き込まれない事を願ってやみません。

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2024/07/17

「安らかに眠って下さい     過ちは繰り返しませぬから」 相変わらず別格の分かりやすさに頭が下がります 日本に池上さんがいて良かったな〜なんて単純な私は思ってしまったりするのです はい『新・世界から戦争がなくならない本当の理由』です これ1個じゃないんですよね とくに本書...

「安らかに眠って下さい     過ちは繰り返しませぬから」 相変わらず別格の分かりやすさに頭が下がります 日本に池上さんがいて良かったな〜なんて単純な私は思ってしまったりするのです はい『新・世界から戦争がなくならない本当の理由』です これ1個じゃないんですよね とくに本書では第一次世界大戦以降の戦争や紛争について、そこに至った理由を本当に分かりやすく解説してくれています 本当に理由は様々で、敢えて言えば戦争に至る理由が様々にあることが、戦争がなくならない理由なんじゃないかと思ってしまいました 要するに人間はどんな理由でもドンパチしちゃうんじゃね?ってことです 池上さんは言います 「過ちを繰り返さぬために過去に学べ」と うーん、でもね過去に学んで上手く戦争をやろうとする奴らがいっぱいいる現実はどうすんのよ?と 学ぶ前の段階で躓きまくってるやん?と 結局「戦争がなくならない理由」って人類が存在するからじゃね?なんて思ってしまうわけ 人類が存在する限り戦争なくならねんじゃね? 人類が大好きな戦争を手放す日って来るのかな〜? いやいや、きっと何か手があるはず 諦めずに考え続けよう

Posted byブクログ

2024/06/30

とてもわかりやすい。分かったような気持ちになれる。 こういう本をとっかかりに、他の本も読んだり映画をみたりして世界史を紡いで理解していきたい(自分)、欲しい(子どもへ)と思う

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2024/05/23

世界から戦争がなくならない理由は、成功と失敗を繰り返しているからであると池上さんは考えているようだ。 戦後、アメリカがソ連や社会主義を警戒したのは、モスクワで大使館勤務もしていたジョージ・ケナンが、アメリカの常識が通用しないソ連という国家は、世界制覇を目指して膨張していると言う...

世界から戦争がなくならない理由は、成功と失敗を繰り返しているからであると池上さんは考えているようだ。 戦後、アメリカがソ連や社会主義を警戒したのは、モスクワで大使館勤務もしていたジョージ・ケナンが、アメリカの常識が通用しないソ連という国家は、世界制覇を目指して膨張していると言う長文の電報を送り、これを受けてトルーマン大統領はトルーマン・ドクトリンと呼ばれる共産主義封じ込め政策を発表したことがきっかけ。 第二次世界大戦中に最も多くの犠牲者を出したソ連は、二度と周辺国からの侵略を受けないようにするために、国境の外に緩衝地帯を作らなければいけないと考え、東欧諸国を社会主義化し、東西冷戦が始まった。 アフガニスタンでクーデターが勃発し、反共産主義のイスラム軍事政権の生まれそうなると、イスラム教徒が多く住むタジク共和国やウズベク共和国が触発されることを恐れたソ連はアフガニスタンに侵攻した。10年間に及ぶ泥沼状態はソ連を消耗させ、アフガニスタンから撤退した2年後にソ連は崩壊した。 戦争の成功体験が次の戦争を招くだけでなく、もう戦争は懲り懲りだと反省しても、それがまた次の戦争の引き金になる。第二次世界大戦後、軍事衝突に深く関わってきたのは、戦勝国であるアメリカとソ連である。 「イスラム抵抗運動」の略称であるハマスは、エジプトで貧しい人たちに医療提供活動などをする社会福祉団体だったムスリム同胞団のパレスチナ支部だった。1967年に起きた第三次中東戦争で、イスラエルはヨルダン川西岸とガザ地区を占領して多くの難民が発生するようになると、イスラエル軍に投石して抵抗するようになり、衝突を繰り返すうちに武装組織に変貌していった。 1993年のオスロ合意によってガザ地区とヨルダン川西岸地区でパレスチナの自治が認められ、自治政府が発足した。同時にPLOが武器を携えたパレスチナに戻ってきて、パレスチナ自治政府の警察官になった。反イスラエルのパレスチナ勢力はイスラエル国内で自爆テロを繰り返したため、イスラエルは2002年から高さ8mのコンクリート製の分離壁を建設し、ヨルダン川西岸とガザ地区を封鎖した。ハマスは社会福祉活動をしていたため、2006年の第2回パレスチナ立法評議会選挙で圧勝し、ガザ地区の実効支配勢力となった。 戦後、日本が二度と戦争のできない国にするために、アメリカは様々な手を打った。労働組合の結成や農地解放を指示したのは、外国を侵略する必要がないように、国内に豊かな中間層を育てて内需を拡大するため。財閥解体は、日本企業同士の競争促し、経済を発展させようとしたため。女性の参政権を認めさせたのは、その方が平和志向になりやすいと考えたため。 1951年、日本共産党の徳田球一書記長は、意見の対立する幹部を排除して非公然体制に作り、反米武装闘争の方針を決定した。これにより、革命を志す学生たちが農村に集まり、日本各地で交番の焼き討ちなどのテロ活動を行った。その後、日本共産党は1955年に自己批判を行ない、武装闘争路線を否定した。その方針転換に納得しなかった人々が中心になって、新左翼と呼ばれる過激派グループを次々と結成し、ピース缶爆弾事件、よど号ハイジャック事件、あさま山荘事件、三菱重工ビル爆破事件など様々なテロ事件を起こした。

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2024/05/16

なぜ世界から戦争はなくならないのか ウクライナ戦争、イスラエルパレスチナ戦争、を始めとして、様々な戦争が次々と生まれ、人間の歴史は戦争の歴史ではないのかと思い、人間は戦争を止めることができないと絶望的な感情にとらわれることが多い中で、本書を読み始めた。 様々な理由で様々な地域で...

なぜ世界から戦争はなくならないのか ウクライナ戦争、イスラエルパレスチナ戦争、を始めとして、様々な戦争が次々と生まれ、人間の歴史は戦争の歴史ではないのかと思い、人間は戦争を止めることができないと絶望的な感情にとらわれることが多い中で、本書を読み始めた。 様々な理由で様々な地域で、様々な戦争、第一次世界大戦、第二次世界大戦、ベトナム戦争、イラク戦争、アフリカ各地の内戦、様々な解説は今までいろんなところで読んだり聞いたりしてきたこととほとんど変わらなかった。 印象に残ったのは、戦争の終わり方の解説であった。 一方の陣営が大勝し、一方の陣営が退会する。戦争の終わり方、どちらの国もヘトヘトになり、もうこれ以上どうしようもない状態になって、戦争の停止終わりを告げることも少なくない。 当時国が消耗し切らなければ戦争は終わらない。 これが戦争の現実かもしれない。

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2024/05/10

いつものように新聞の延長で読んだ。 池上さんの本にしては内容が入り組んでいて少し難解だったように思う。 今回学んだのは歴史に学ぶ事がいかに重要かということ。「愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ」という格言を思い出した。 それと時の権力者の考えや発言が全て正しいとさ限らないこと。知識...

いつものように新聞の延長で読んだ。 池上さんの本にしては内容が入り組んでいて少し難解だったように思う。 今回学んだのは歴史に学ぶ事がいかに重要かということ。「愚者は経験に学び賢者は歴史に学ぶ」という格言を思い出した。 それと時の権力者の考えや発言が全て正しいとさ限らないこと。知識を得て常に疑いの目を持つことが大切だね。 池上さんの本は内容は重複する部分が多いにかかわらず新たな発見や教訓がいつも得られるからすごいと思う。

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2024/04/12

書名に惹かれて、購入し、読了。 書名の「本当の理由」が、学術的(哲学的)に分析されて書かれている訳ではないが、近現代の戦争・紛争のきっかけや原因を明らかにすることによって「なくならない理由」を考えてもらおうというスタンス。 筆者のテレビ番組のように分かりやすく、読みやすい。 読...

書名に惹かれて、購入し、読了。 書名の「本当の理由」が、学術的(哲学的)に分析されて書かれている訳ではないが、近現代の戦争・紛争のきっかけや原因を明らかにすることによって「なくならない理由」を考えてもらおうというスタンス。 筆者のテレビ番組のように分かりやすく、読みやすい。 読んでよかったと思う。 ひとつ間違いに気づいた。 210ページにゴルバチョフとブッシュ(子)米大統領がマルタ島で冷戦終結宣言とあるが、ブッシュ(親)が正しい。

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