神と妖怪の防災学 の商品レビュー
巨大地震や津波、暴風雨などの自然災害に対して、地域社会はどう備えるのか。各地で語り継がれる神と妖怪に着目し、日常風景に隠れる自然災害リスクを認識するとともに、人びとが「語ること」と「祈ること」を通した地域防災活動の実践に関する知見を提示する。民間伝承と神社空間を地域防災に活かす画...
巨大地震や津波、暴風雨などの自然災害に対して、地域社会はどう備えるのか。各地で語り継がれる神と妖怪に着目し、日常風景に隠れる自然災害リスクを認識するとともに、人びとが「語ること」と「祈ること」を通した地域防災活動の実践に関する知見を提示する。民間伝承と神社空間を地域防災に活かす画期的な試み。(アマゾン紹介文) 本当に活かす活動をしていて驚いた。 伝承の中での災害を神や妖怪の誕生に結び付ける、だけでなく、今現在への取り組みに目を向けているのがすごい。 読み物として期待していたものとは違ったけれど、地域社会の過去を違った視線で見ていけそうだ。
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時に恵みを与え時に災いをもたらす自然。科学が進歩した現在ですら自然を操作する術は無い。人々は自然を神や妖怪としておそれ崇めてきた。本書はその信仰や教えを防災に役立てようと試みる画期的な書。石碑や神社の役割などが再評価される今、読んでおきたい防災本である。
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