フェスタ の商品レビュー
ある馬のある挑戦を集中して描いている為、繰り返される用語説明や登場人物心情吐露がくどく感じたが、最後のレース描写は本当に手に汗かいた。マジであのレース観戦してる気分だった。
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競馬に興味がないので、G1とか凱旋門賞とか名称としては知っていても、詳しくは知らないし、そもそもそれがなに?って感じなんだけど、いやいやこの小説は引き込まれた。一一頭のサラブレッドを中心、凱旋門賞優勝を目指すその熱気に自分も気が付いたら巻き込まれていたような感覚。
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馬にかけるロマン。 馬は本来全力疾走をしない動物だったが、サラブレッドが品種改良されて競走馬が生まれたとは知らなかった。 走りたくなく、走りたい時に走るわがままな馬にかける夢。競馬の世界の裾野の広さとそこに関わる人たちの熱意を十分に感じた。 どの馬もそんな人たちに支えられて戦っている。 小説の中だけでも勝たせてあげたかったなぁ。
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すごく時間をかけて読んだ一冊。 とっても素敵な物語で、小説を読んでいるだけなのにまるで、レースを見ているかのように展開が映像化され、カムナビの根性などがすごく伝わってきた。 カムナビも化け物だったけど、そうおもうと イクイノックスは、もう化け物以上ではと改めて感じた。
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サラブレッドの系統をもつ馬、カムナビ。まさしくヤンキーな馬だ。競馬の事は全く分からないがカムナビに関わるホースマンたちの熱い思いが伝わる物語だ。夢を追い又、その夢を託すのだ。迫力ある文章で面白かった。
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弱小の生産牧場と馬主と厩舎が凱旋門賞の夢を追うサクセスストーリー。大人たちの必死さと我関せずのカムナビの対比が気持ちいい。第二世代が活躍する続編も読みたい
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その血統や相性を研究しつくしてサラブレッドを創り出し育て走らせる。そういう夢にかける人々と馬本来の持つ性格を丁寧に描いている。 北海道の小さな厩舎から凱旋門に出走する馬をという一念で産まれたカムナビ。彼の成長と関わってくる人々の成長、そしてレースの興奮。一気読みの面白さでした。
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図書館本 小さな厩舎が思いを込めて種をつけ育てたカムナビ。暴れん坊のきかんぼう。騎手を振り落とすなんて当たり前。しかしその力強い走りは皆を魅了する。 馬主の夢である凱旋門賞目指して渡仏し、上々に仕上がり、あとは雨を待つのみ。 皆の運命を変えたカムナビは、どんな走りを見せるのか。...
図書館本 小さな厩舎が思いを込めて種をつけ育てたカムナビ。暴れん坊のきかんぼう。騎手を振り落とすなんて当たり前。しかしその力強い走りは皆を魅了する。 馬主の夢である凱旋門賞目指して渡仏し、上々に仕上がり、あとは雨を待つのみ。 皆の運命を変えたカムナビは、どんな走りを見せるのか。。。 競馬は詳しくないけれど、知ってる馬の名前が出てきたり、 競馬を取り巻くの世界ってこんなんなんだ〜って思ったり。 最後まで飽きることなく読めました。面白かった!
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日高の零細牧場で牧場主の強い思いを受けて生まれ、関係する人々の人生と夢を背負って走るカムナビ。 日本の競馬界では決して正統な優駿ではないが、重馬場には圧倒的に強く、凱旋門賞で2着となった血統。 この馬の癖の強さが、物語に拡がりと深さを加える。 生産者、馬主、厩舎の調教師や厩...
日高の零細牧場で牧場主の強い思いを受けて生まれ、関係する人々の人生と夢を背負って走るカムナビ。 日本の競馬界では決して正統な優駿ではないが、重馬場には圧倒的に強く、凱旋門賞で2着となった血統。 この馬の癖の強さが、物語に拡がりと深さを加える。 生産者、馬主、厩舎の調教師や厩務員に騎手など、競馬関係者の馬との関わりや馬に掛ける思いが実感をもって伝わってくる。 レースの場面は臨場感に溢れ、GⅠや凱旋門賞の展開は手に汗を握る。 凱旋門賞の結末には意表を突かれたが、エピローグともども本書にはふさわしいと感じた。 父親のナカヤマフェスタ始めとする実在した馬たちも登場し、競馬ファンにはさらにリアルに感じられるだろう。
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競馬の疾走感、手に汗握る展開。文章で読みながら、自分がその場にいて、カムナビを応援しているような感覚に陥った。 友人が競馬ファンというのと、馳星周さんの作品だというので読むことにした作品。 知っている馬の名前が出てきて、まさかこれノンフィクションか!と思って、カムナビという馬に...
競馬の疾走感、手に汗握る展開。文章で読みながら、自分がその場にいて、カムナビを応援しているような感覚に陥った。 友人が競馬ファンというのと、馳星周さんの作品だというので読むことにした作品。 知っている馬の名前が出てきて、まさかこれノンフィクションか!と思って、カムナビという馬については調べないようにしていたので、最後に「本作品はフィクションです」と書かれていたときにはびっくりした。 それほどリアリティのある作品だった。 馬のこと、調教のこと、競馬場のことなど、知らないことがたくさんあったけれど、あまり気にならずに読めた。新しい世界を知ることができたと思う。作者さんの心配りがありがたい。 大きなテーマとしてはやはり「夢」かなと思ったが、競走馬の行く末やほかの出来事も考えると「生き方」や「生と死」などもテーマに絡んできていたなと思う。 人が夢を見て、夢に懸けて生きることの素晴らしさやその情熱を感じることのできる作品だった。
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