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母親探し の商品レビュー

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2024/05/11

小説家の未亡人の自宅ポーチ前に置き去りにされた赤ちゃんが…。 この赤ちゃんがくるまれた毛布にはメモがとめらていて、亡き小説家が父親らしいとの文言が…。 探偵であるネロ・ウルフと助手のアーチーが、未亡人の頼みで捜査に乗り出すが、糸を辿って会った人が次々と殺されて…。 ネロとアー...

小説家の未亡人の自宅ポーチ前に置き去りにされた赤ちゃんが…。 この赤ちゃんがくるまれた毛布にはメモがとめらていて、亡き小説家が父親らしいとの文言が…。 探偵であるネロ・ウルフと助手のアーチーが、未亡人の頼みで捜査に乗り出すが、糸を辿って会った人が次々と殺されて…。 ネロとアーチーの掛け合いは楽しめるが、もっと深いところの母親探しかと思っていたので少々物足りなく感じてしまった。

Posted byブクログ

2024/03/28

 作家の夫が事故死して未亡人になってしまった、まだ26歳の女性。そんな彼女の家に、夫の死後9か月経って赤ん坊が置き去りにされる、「この子はあなたに/男の子は/父親の家に住むのが/当然だから」という紙片とともに。彼女は、ネロ・ウルフに、赤ん坊の母親と、そして亡き夫が本当の父親かどう...

 作家の夫が事故死して未亡人になってしまった、まだ26歳の女性。そんな彼女の家に、夫の死後9か月経って赤ん坊が置き去りにされる、「この子はあなたに/男の子は/父親の家に住むのが/当然だから」という紙片とともに。彼女は、ネロ・ウルフに、赤ん坊の母親と、そして亡き夫が本当の父親かどうかを調べてほしいと依頼する。渋々ながら引き受けたウルフとアーチ―の母親探しが始まる。  赤ん坊が身に付けていたオーバーオールのボタンは、白い馬の毛で作られた特殊なものだった。ボタンの制作者と思しき女性を突き止めたアーチーは彼女に会いに行くが、追い返されてしまう。ウルフに連絡を入れている間に、彼女は車で出かけてしまい、見つかったのは彼女の絞殺死体。人探しが殺人事件に発展してしまう。果たして犯人は、そして母親は一体誰なのか、というストーリー。  ウルフとアーチ―のいつものやり取りは楽しいし、女性好きのアーチ―が依頼人といい関係になったり、外出嫌いのウルフが依頼人の利益を守るため、クレイマー警視の追及を逃れて家から逃走する羽目に陥るなど、ウルフファンにとっては面白い場面も多い。  ただ、事件としてはウルフの推理により解決するものの、犯人がどうして殺人を犯してまで…という肝心のところが判然とせず、やや尻切れトンボの感が否めない。謎解きを期待する読者にとってはちょっと拍子抜けか。  

Posted byブクログ