アマテラスの暗号(上) の商品レビュー
主人公が純日本人ではなくハーフという立場で柔軟な歴史的解釈を持ちながら話が進んでいくのがわかりやすくてよかった。それでも難しいが、、、 最初は陰謀論的な話かなと思って読んでいたが、実際の文献や資料、神社の歴史、天皇の歴史、 世界の歴史、バラバラのピースがうまくつながって、こじつけ...
主人公が純日本人ではなくハーフという立場で柔軟な歴史的解釈を持ちながら話が進んでいくのがわかりやすくてよかった。それでも難しいが、、、 最初は陰謀論的な話かなと思って読んでいたが、実際の文献や資料、神社の歴史、天皇の歴史、 世界の歴史、バラバラのピースがうまくつながって、こじつけ感も少なく、 まさかという気持ちからひよっとしたら本当に、、、 と言った感情の変化が進行していく物語とともに主人公と共感しながら進んでいくのが面白い。 難しいところもあるし、これが正史かどうかもわからない、ただワクワクする。面白い
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「ダビンチ・コードを凌ぐ衝撃の名著」という見出しに惹かれ購入。 神道とユダヤ教との共通点について写真や絵画を交え、多方面から指摘して行く流れが興味深かった。ただ、如何せん自身の宗教に対する無知からかやや理解し難い点もあった。 賢司とその仲間がこれからどのように神道とユダヤ教との核...
「ダビンチ・コードを凌ぐ衝撃の名著」という見出しに惹かれ購入。 神道とユダヤ教との共通点について写真や絵画を交え、多方面から指摘して行く流れが興味深かった。ただ、如何せん自身の宗教に対する無知からかやや理解し難い点もあった。 賢司とその仲間がこれからどのように神道とユダヤ教との核心に迫っていくのか、殺人を犯してまで秘密にしなければならないのは何故なのか、無事に謎を解読できるのか下巻を読むのが楽しみ。
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ゴールドマンサックスに勤めていた経験と、神道とユダヤ教に関する知識をミックスさせてなかなか面白くできている、日ユ同祖論に立つミステリー的な感じ。確かに聞いたことはあったけど、言葉や習俗、建築などなど、偶然にしては一致し過ぎていることが多いんだな。金刀比羅神社や八幡神社、稲荷神社な...
ゴールドマンサックスに勤めていた経験と、神道とユダヤ教に関する知識をミックスさせてなかなか面白くできている、日ユ同祖論に立つミステリー的な感じ。確かに聞いたことはあったけど、言葉や習俗、建築などなど、偶然にしては一致し過ぎていることが多いんだな。金刀比羅神社や八幡神社、稲荷神社など、渡来形の秦氏に由来するというのもなかなか。 籠神社の神官を父とする賢司、母はイタリア系アメリカ人で、神職を継がせようとした父と他の信仰厚い母は別れてしまい、没交渉だった。しかし、リーマンショックでゴールドマンサックスを辞めて悠々と暮らしていた賢司にニューヨークで父が殺されたと話があり、残されたメッセージを解くためにかつての仲間たちと日本を訪ねる。ユダヤ教と神道の秘密に迫ったが故に父は殺されたのかなというのがわかった頃、広尾のシナゴーグで敵襲を受けてかわしたところで上巻は終わり。賢司、中国の領事、小橋という神官と、場面の切り替わりが多いのでちょっとチカチカする。
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日本版「ダヴィンチコード」という触れ込みに惹かれて購入。 しっかりと根拠立てて歴史を紐解いていく分、専門用語や情報量の多さから、最初は入り込みづらい。「三体」に近い。
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難しすぎて途中で断念よかった。まとめて譲渡下を購入しなくて。漢字も多いし、カタカナも多いし、私の読書レベルでは難しすぎた。 ニューヨークに住む主人公が、父親の死亡とともに、日本の神話の解明に挑んでいく話。父は宮司だった。
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我が国日本と、とある民族との共通性、そこに秘められた謎を軸に物語が進んでいきます。 歴史的な絵図や、施設の写真がふんだんに使われ、小説ではあるが歴史本を読んでいるような。僕は歴史本は苦手ですが、この本自体はロマンがあって面白いです。 下巻でどう展開するか、楽しみです。
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日本神話と聖書の奇妙な一致、伊勢神宮をはじめ著名な神社の祭りとユダヤの風習の類似性を紐解いて行くのは興味深いです。牽強付会なところもありますが、そこはお話なので(笑) もしかしたらを感じさせるロマン溢れる内容。後半も楽しみです。
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日ユ同祖論の解説をただ読むより入ってきやすいと思う。 p266の「合理なんて所詮人間が考える程度のものでしかないんだよ」「合理的に考えれば将来を予測できる_だから正しく導くことができるという考えは、人間の浅はかな傲りだよ。だったらおまえが信じているものだって、合理教や理性教とも呼ぶべき非合理な宗教じゃないか」がグッときた。 主人公より小橋の行く末が気になる。
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前回の読書会でお借りした。 私はその時の読書会までは存在を知らなかったんだけど、出版当初からかなり話題になった本らしいですね。 読書会のプレゼンで、 「古代日本にはユダヤの十支族が来ていて、天皇家に繋がっている…という説を打ち出した小説です」、 と聞いたとき、 「いやいやそりゃ...
前回の読書会でお借りした。 私はその時の読書会までは存在を知らなかったんだけど、出版当初からかなり話題になった本らしいですね。 読書会のプレゼンで、 「古代日本にはユダヤの十支族が来ていて、天皇家に繋がっている…という説を打ち出した小説です」、 と聞いたとき、 「いやいやそりゃないでしょ、 めっちゃ攻めてんなー」 とか発言したんだが、 読んでいくうちに思い出した。 確か昔、こういう話、読んだことある! ポンコツな私の記憶が確かなら関裕二さんか井沢元彦さん辺りで読んだ気がする。そして内容ほぼ忘れてるけど、こういう話、めっちゃ好きやった。 という事で、面白く拝読。 特に今回、帰省の新幹線でお神輿のかけ声がヘブライ語になるというあたり、とても興味深く読んでいたのだが、ちょうど地元に着くとその日が秋祭りの日だったので、散歩がてら神社に行き、お祭りのかけ声「ヨーイヤさ」やら「ヨイヤーマーカショ」を聞き、今まで感じたことのない不思議な感覚でお祭りを観られたのがとても良かった。 正確にはお神輿ではなく、(人が乗っているので)屋台というらしいのだが、確かに昔から日本語としては意味がよくわからなかった言葉…ヘブライ語由来のかけ声かもしれない言葉を叫び、言われてみれば聖書に出てくるアークっぽいものを担ぎながらこの季節、もう何百年もつづけて日本人が町を練り歩くというのは、なんとも不思議で興味深くて面白い。身近なものだと思っていたけど、その本質はまるで知らなくて、正真正銘そうだとも言い切れないけれど、もしかしたらヘブライ語由来なのかも、イスラエル由来なのかも…と想像するだけで途方に暮れるような気持ちになる。 いずれにせよ、こんなフワフワした気分でお祭りを観たことがなかったので、とても貴重な体験になった。 そんなこんなで、本作はエンタメ的な小説のテイを取りながら、旧約聖書の記述と日本の神社、史跡、日本書紀や古事記に照らしながら共通項を並べていく、そして謎を提示していくというスリリングな内容。 上下巻なので、この本についての通しの感想は、下巻に引き継ぐとして、ちょうどこの時期の帰省のタイミングで、あのお祭りの箇所を読めたことは本当に僥倖な読書経験だった。
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ギリギリ小説という形を保ってる、って感じで凄く読みにくい。視点が変わる話なんていくらでもあるのに、変わるたびに⁇となって疲れた。
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