そしてレコードはまわる の商品レビュー
タイトルからは想像できなかった。 ミステリーだった、謎解き。 ん、表紙のイラストはなんだろう? 登場人物はアッサリしてる、特に魅力的ではないなぁ。 最後の著者紹介読んで知ったのだけど、本作の中の人みたく作詞作曲、プロデューサーさんだったのね…
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レコード会社で働く主人公がワトスン役、仕事で知り合った作詞家が探偵役で、日常の謎を解く話なのですが、淡々とした語り口の中にミステリの小技がちょこちょこ使われていて、音楽業界のことも知ることができてなかなか良い小説でした。
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1編目で挫折。音楽ミステリーということで期待しすぎたのかも。ゴテゴテした謎解きであまりスッキリ感が無かった
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音楽業界日常ミステリーとは斬新ですね。でもちょっと気取りすぎな気もします。書き方次第でもっといい本になった気がするので惜しい!
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王様のブランチで紹介されていて、気になったので読んでみた。 なかなか無い音楽業界を舞台にしたミステリー。 作者自身が音楽関係者だからこそ、描写がとてもリアル。 ミステリーだけど、音楽を世に出す大変さだったり、ひとつの曲やその音楽に携わる人たちの想いだったりも感じられた作品だっ...
王様のブランチで紹介されていて、気になったので読んでみた。 なかなか無い音楽業界を舞台にしたミステリー。 作者自身が音楽関係者だからこそ、描写がとてもリアル。 ミステリーだけど、音楽を世に出す大変さだったり、ひとつの曲やその音楽に携わる人たちの想いだったりも感じられた作品だった。 この曲を聴くと元気が出るとか、 この曲に助けられたなぁとか、 この曲聴くとあのときを思い出すなぁ〜って 音楽と記憶って不思議だなぁ、と。 わたしたちのそばにはいつも音楽が流れている。 もっと音楽を愛してみようと思った。
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店頭でみて、表題と装丁から面白そうに感じ読んでみたが、個人的にハズレだった。何か猫宮が蘊蓄を語ってるようにしか思えないスマート過ぎる文体や展開が滅茶苦茶鼻につく。哲学的に音楽を語ることがカッコイイと酔ってるような。5編中3編読んで離脱しました。
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音楽業界を舞台にした作品というのは面白かったし、最後の話は今もなお続けているレジェンドのバンドやミュージシャンに対しての1つの答えのような気がした。 比較的淡々と話が進んでいく感じだった。
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音楽「業界」を舞台にした本はあんまり記憶になかったので楽しく読めた。 ミステリとしては若干強引かなと感じたところもあったけど、それは気にしないこととする。
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音楽ディレクターのヒロイン渋谷と作詞家の猫宮があるきっかけから出会い、音楽に関する不思議なミステリーを解き明かす作品です。 たとえば、ある大学教授が小学生の頃にほぼ誰にも知られずに作詞、作曲した曲と全く同じ曲を音楽家が作品として発表した。その真相とは? 毎日京都のストリ...
音楽ディレクターのヒロイン渋谷と作詞家の猫宮があるきっかけから出会い、音楽に関する不思議なミステリーを解き明かす作品です。 たとえば、ある大学教授が小学生の頃にほぼ誰にも知られずに作詞、作曲した曲と全く同じ曲を音楽家が作品として発表した。その真相とは? 毎日京都のストリートで歌っている女性の曲が素晴らしいけど、絶対に同じ曲を歌うことはない。なぜ? などなど、音楽にまつわるミステリーが展開されます。 音楽業界の裏側が舞台になっていて、音楽や作品が出てくるまでの裏話的な話が多く、音楽業界ってこういう風になっているだと思える作品です。 この辺りは、流石、作者がアイドルプロデュースをやっていたり、作詞をやっているだけあって、詳しいなと思いました。 ただ、難点は読んでいて何がというわけではないのですが、個人的には頭の中で想像することができずに読むのに手こずったなと思いました。 本作から感じたのは、音楽を世に出す大変さであったり、出す方々の想いって相当なものなんだろうなと思いました。 音楽を世に出すからにはヒットさせたいし、当然良い音楽を世に出したい。 関係者の方々は誰でもそう思っているはず。 しかし、私の好きな音楽やアーティストが必ず他の人にも受け入れられるかというと、そういうこともないし、なんでこの曲が流行ってるの?えっ?踊るとバズるから?とかもザラです。 私が流行歌をよく聞いていたころは、自由に音楽を聴きたいなと思ったら、CDを買わないといけないという時代でしたが、今はデータさえあれば聴けるという時代ですし、曲の聞き方だって大分変っていると聞きます。 いつの時代でもそうなのかもしれませんが、音楽などの芸術で食べていくのは大変だなと感じました。 そして、作詞家や作曲家など、世間に名前が出てくる人以外にも名前が出てこないたくさんの人々が役割を担って1曲に携わっているということがわかりました。 必要なのは才能といってしまえばそれまでなのかもしれませんが、演奏技術が高ければ好きな音になるとも限らないし、立派な歌詞を書いても伝わらなければ意味がない、歌うことが上手すぎても下手なアイドルが一生懸命歌う方が伝わるということもある。 私たちの耳って不思議だなぁと思いながら、今日も街中であるいは家の中で聞きたい音楽かどうか別として耳に流れてくる音楽を聴きたいと思います。 まさに、音楽は自然と流れてくる。私が生きている以上は必ず。それを好きな音楽かどうかは別として。
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Amazonの紹介より 東大卒、現役アイドルプロデューサー兼作詞作曲家。 異色の経歴を持つ著者がおくる、衝撃のデビュー作。 二人の別の人間が、偶然全く同じ音楽を作ることがあるのだろうか? 音楽プロデューサーの渋谷かえでが、ある仕事の相談のために大学の恩師を尋ねると、逆に奇妙な相談...
Amazonの紹介より 東大卒、現役アイドルプロデューサー兼作詞作曲家。 異色の経歴を持つ著者がおくる、衝撃のデビュー作。 二人の別の人間が、偶然全く同じ音楽を作ることがあるのだろうか? 音楽プロデューサーの渋谷かえでが、ある仕事の相談のために大学の恩師を尋ねると、逆に奇妙な相談をされてしまった。今、日本で屈指の実力を誇る音楽家「蜂谷輪廻」。彼の新曲『恋の作法』が、教授が子供の頃に作った曲と瓜二つだというのだ。教授の知人として紹介された天才作詞家・猫宮と共に、盗作疑惑の真偽を調べることに。教授の勘違いだろうと思っていたかえでだったが、次第に蜂谷の盗作である根拠が明らかになっていく――。アイドルの失踪騒動 、デビューの意思を持たない天才ストリートシンガー……。音楽を愛する全ての人におくる、音楽業界連作ミステリ―。 王様のブランチで紹介されていたので、読んでみました。 音楽業界を舞台に、渋谷とちょっとクセのある作詞家・猫宮と協力しながら、騒動を解決していくライトなミステリーになっていました。 殺人といったものは一切なく、著作権がらみやアイドルが失踪といった音楽を絡めた話になっています。主にJーpop関連の音楽が中心で、実在の歌い手がいるんじゃないかと思うくらい、登場人物の描き方に現実性がありました。 特に第1章は、米津さんかな?と思うくらいの人物像がしっかりと描かれていました。 作者自身が音楽関係者ということで、その業界にいるからこそ、現場の描写が具体的でリアルな印象でした。 ただ、音楽用語が当たり前のように登場するのですが、コード進行といったあまり聞き馴染みのない言葉が続々登場するので、もう少し丁寧に解説にしてほしかったです。 主人公は音楽プロデューサーということで、その奮闘記も垣間見えました。常に新しい風を吹かせるため、色んなアンテナを貼ったり、所属するバンドをサポートしたりと大変さが窺えました。 連作短編集で、章が変わるごとに騒動に巻き込まれていくのですが、出来事を通じて、音楽の奥深さや魅力、無限の広がりを感じました。音楽の教養番組を見ているかのような知識もあって、面白かったです。 歌詞に込められた意味やアイドルグループの実態などミステリーとしてみると、意外な展開があって面白かったです。 凄い衝撃があるわけではありませんし、はっきりと解決して終わりというわけではないので、なんだか最後はモヤっとした余韻でした。 あとは当事者に任せて、我々はこれで去りますといった具合にカラクリはわかっても、実際本人はどう思っているのか?はわからずじまいで、奥歯に何か挟まった感覚がありました。 音楽小説でも、業界内のリアルを描いた作品をあまり読んだことがなかったので、新鮮味がありました。
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