コーリング・ユー の商品レビュー
シャチと人の交流を描いた物語。 シャチという動物に思い入れがあるのかもしれない。昔々、水口博也がジョンストン海峡で、シャチを追っていたテレビ映像を今でも憶えている。だから、この本を手に取った理由は明確で、シャチがもう一人の主人公であったからだ。 「本当にあるかもしれない」とい...
シャチと人の交流を描いた物語。 シャチという動物に思い入れがあるのかもしれない。昔々、水口博也がジョンストン海峡で、シャチを追っていたテレビ映像を今でも憶えている。だから、この本を手に取った理由は明確で、シャチがもう一人の主人公であったからだ。 「本当にあるかもしれない」というリアルさを持って進む物語。 ただ唯一残念なのは、終盤、クライマックスの展開だろうか。 私の中では何かが足りない。もう少し描いて欲しいことがあった。そう、心への引っかかりがない(気がする)。あまりにも滑らかすぎる。 それを望むのは、理想が高すぎるのだろうか?
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日本の話じゃない難しさはあるものの シャチの魅力、家族愛、人間との愛がたまらなくいい 自分も人間中心に考える習慣はあるけど どの動物にも心はあって、人間の好き勝手にしていいわけがないって 改めて強く思わせてくれた
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泣ける シャチが健気で可愛すぎる 海獣としての習性、高い知能。 水族館で見るシャチも天才って思うけどもしかしたら本当にこんな個体がいるのかもってわくわくする。
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仔シャチのセブンはイーサンとノアと2ヶ月の訓練を経て、深い信頼と絆を胸に、大きなミッションへ挑む。シャチ視点のシーンもあるのが面白いところ。 小説すばる新人賞受賞ということで、これからの活躍にも期待です。
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仔シャチのセブンと それらの海洋生物 クジラや他の海の生物とセブンの交流や その生物の研究や捕鯨?に関与する人間の 背景、環境、育ち、組織、もろもろに及ぶ物語です。 作者は 皓とありますけど女性です。 捕鯨というと食べることが目的なだけでなく 知能指数...
仔シャチのセブンと それらの海洋生物 クジラや他の海の生物とセブンの交流や その生物の研究や捕鯨?に関与する人間の 背景、環境、育ち、組織、もろもろに及ぶ物語です。 作者は 皓とありますけど女性です。 捕鯨というと食べることが目的なだけでなく 知能指数が高いという研究結果から 軍事に利用するのに捕鯨にあう海獣もいたりして。 シャチのカイ(時期にセブン)が捕鯨に遭うところから始まります。 このコらは、どこに向かうの? 水族館?研究所? ロシア?何なの、どこに行くのさぁ的なとこから もう気持ち持ってかれるんですよ。 捕鯨する人も こどもの頃シャチの生態オタクだった過去をもつ 外国のオジサンで。 訳あって利他理由で大金が必要で お金になる捕鯨に転職してきた人の 心の葛藤あたりから始まります。 生物が軍事訓練されて 解放されるまでの人間とのコミニケーションから解く命の絆の話と思いました。 ロシアの バルデミールがモチーフだったんだろうか。 軍用の海洋生物がいるということを知らなかったので コーリングユーで知ったようなもんでした。 けしてベジタリアンではないですし 動物愛護団体から問題となってる クジラなどは 高すぎて 死ぬまで食べることなさそうだな思うけど トリニクやブタニクにお魚は食べるので 海獣に限らず せめて命を頂くという意味でも いただきますと 感謝しながら食べるのが 正解なんだなと思いはしました。 でもモヤモヤはします。 人間如きが何やってるのだろうと。
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壮大なストーリーで、まさかのシャチ視点からの部分もある物語。名付けが良かった。わたしはシャチガチ勢なので、シャチが傷付いたり衰弱するだけでびっくりするぐらい悲しくなるので読後感が良かったのか良くなかったのか分からない。読んだことはないけど、海外映画の脚本を読んでいるような感じだっ...
壮大なストーリーで、まさかのシャチ視点からの部分もある物語。名付けが良かった。わたしはシャチガチ勢なので、シャチが傷付いたり衰弱するだけでびっくりするぐらい悲しくなるので読後感が良かったのか良くなかったのか分からない。読んだことはないけど、海外映画の脚本を読んでいるような感じだった。
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