第二次マンガ革命史 劇画と青年コミックの誕生 の商品レビュー
マンガ雑誌がたくさん出て、子どもから大人まで楽しむ創作のジャンルになるまでが描かれます。 手塚治虫があらわれ、彼に影響され、しかし批判的に乗り越えようとする者たちがあとに続く。 ビジネスとしては、貸本漫画から月刊誌が現れ、その貸本が終焉を迎え、週刊誌が現れる。 貸本のころは...
マンガ雑誌がたくさん出て、子どもから大人まで楽しむ創作のジャンルになるまでが描かれます。 手塚治虫があらわれ、彼に影響され、しかし批判的に乗り越えようとする者たちがあとに続く。 ビジネスとしては、貸本漫画から月刊誌が現れ、その貸本が終焉を迎え、週刊誌が現れる。 貸本のころは作者自由が許されていたが、月刊誌、週刊誌では編集者の意向、世間への配慮によって作者は不自由となり、漫画家主体で作家主義的な雑誌ガロ、それに影響を受けて手塚のCOMが登場、競い合いながら作家性を向上させていきます。 一場面一場面、短いエピソードで綴っていくスタイルがとても読みやすいです。
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1960年代に日本で起こったマンガの歴史が正確に書かれていて、自分が小学生だった小さい頃に、大人の漫画の世界で起こっていたことがとても良く理解できた。また、当時のマンガを読み直してみたくなった。
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