DATA is BOSS 収益が上がり続けるデータドリブン経営入門 の商品レビュー
この本で言いたいこと。 最も価値のある顧客セグメントを割り出し、そのターゲット顧客に焦点を当てた施策を行うべき。 大抵の企業は顧客の細分化が不十分 良い戦略とは「誰に何をするか」が明確。 誰に:自社のサービスを最も喜んでくれそうなターゲット顧客を見極める 何をするか:ターゲ...
この本で言いたいこと。 最も価値のある顧客セグメントを割り出し、そのターゲット顧客に焦点を当てた施策を行うべき。 大抵の企業は顧客の細分化が不十分 良い戦略とは「誰に何をするか」が明確。 誰に:自社のサービスを最も喜んでくれそうなターゲット顧客を見極める 何をするか:ターゲット顧客が喜んでくれそうな商品やサービスを提供すること 商品セグメント別のデータが重視されているケースが多いが、本当に大事なのは顧客セグメント別。 LTVを正しく活用できていないケースが多い。 キャンペーン全体が黒字だとしても、その中にはLTVが黒字の顧客と赤字の顧客がいることがある。 顧客を平均で見るのではなく、どういった新規顧客が LTVが高いのか(初回の購入単価が高い新規顧客はその後のリピート利用金額も高い傾向がある)、顧客グループ単位で分けてLTVを算出すべき
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・一休の実例をベースにどのようにデータが利活用されているか分かりやすく書かれている ・ただし実際にやるとなると難しい。まずどのようにデータを収集するか、どういう切り口でデータを分析するか、そこからどういう示唆を見出すか ・やったことを説明されるとすごく簡単に見えるが、実際にやると...
・一休の実例をベースにどのようにデータが利活用されているか分かりやすく書かれている ・ただし実際にやるとなると難しい。まずどのようにデータを収集するか、どういう切り口でデータを分析するか、そこからどういう示唆を見出すか ・やったことを説明されるとすごく簡単に見えるが、実際にやるとなると樹海から正しい登頂ルートを探し出すような作業 ・なので、どこにあたりをつけるかを定性的なユーザー理解からやっているイメージ
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著者の榊さんは理系的な思想を持ち、ビジネスの本質をシンプルに論理的に考えている経営者です。ここで言うビジネスの本質とは、顧客行動データ、データに基づく顧客理解、そして「誰に何をするか」という事業戦略が有機的に連携すること。それによって持続的な事業成長という成果を得ること、だと本書...
著者の榊さんは理系的な思想を持ち、ビジネスの本質をシンプルに論理的に考えている経営者です。ここで言うビジネスの本質とは、顧客行動データ、データに基づく顧客理解、そして「誰に何をするか」という事業戦略が有機的に連携すること。それによって持続的な事業成長という成果を得ること、だと本書で述べております。また、データドリブン経営に舵を切るといったご自身の信念に基づいて、細部まで徹底的に行動する人だという印象を本を読んでいて受けました。 本書を通じて一貫して主張しているのは、データは顧客そのものであり、データを客観的に観察することで顧客理解が進み、顧客(誰に)に対して施策(何をするのか)という打ち手が自然と見えてくる、と仰ります。 AmazonやNetflixなどの米国のIT企業では顧客行動データの利活用が進み、製品やサービスの付加価値を向上させて売上や利益を順調に伸ばしている一方、日本企業はデータ活用が進んでおらず成長ができずに苦しんでいます。著者の榊さんご自身のビジネスパーソン経験に基づいて、日本型データドリブンが機能していない理由と実践する上で足りないものを指摘しています。 こういった日本企業が抱える課題を提起した上で、データドリブン経営の本質が何か?と言う問いに対して、著者なりの考えが述べられています。また著者自身が経営を取り仕切る「一休」と言う会社でのデータ施策事例を通じて解決策の一端をこの本で紹介しています。 本書の対象読者は、マーケターや事業部などビジネスサイドの方々です。この本のゴールは、こういったビジネスサイドの方が社内外のデータサイドの方々と一緒に協業できることを目指しています。そういった立場にいて高い成果を出したいビジネスパーソンには、ぜひこの本を読んでほしいと思います。
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データドリブン経営がどういったものでなぜ重要なのかが良くわかる本。データドリブンとは顧客を理解する事という最も重要な観点から始まり、具体的な一休でのデータ活用事例も見れてとても興味深い内容だった。
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