西荻窪ブックカフェの恋の魔女 迷子の子羊と猫と、時々ワンプレート の商品レビュー
こんなブックカフェが近所に欲しい… なんて贅沢な空間 そしてそこで月子ちゃんとはなちゃんの悩み相談を聞き耳立てて遠くからそっと聞いていたい
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ブックカフェという魅力的な言葉に惹かれ、やっと読み始めたのに、あっという間に挫折しそうになったのには困った。 話の内容も登場人物もそれ程嫌ではないのに、私にはとても読みにくい文章だった。 なんとか話を進めてわかったことは、第一話はいろいろな真相を隠し、妙な含みがあるから、不自然だ...
ブックカフェという魅力的な言葉に惹かれ、やっと読み始めたのに、あっという間に挫折しそうになったのには困った。 話の内容も登場人物もそれ程嫌ではないのに、私にはとても読みにくい文章だった。 なんとか話を進めてわかったことは、第一話はいろいろな真相を隠し、妙な含みがあるから、不自然だったり違和感などに目がいってしまったのかもしれない。 あと、「魔女でしょ、魔女じゃない」という件の繰り返しも、イライラが募るばかりだったし、多分えんどう豆が鬱陶しかったのだと思う。 第二話からは、真相がチラチラ見えてきたので、少しずつ興味を取り戻せてよかった。 特に鬱陶しい思いもしなかったし。 ただ「女の子達」という呼称が何度も出てきて、それを読む度に温度が下がってしまうのは、私が女の子じゃないからかしら。 ブックカフェ自体は素敵な空間だし、お料理もお菓子もおいしそうで、まさに理想的で、まったりとした空気感がすごくよかった。 近くにこんなお店があれば、絶対入り浸ってしまうと思う。 月子と花のお話は、今後も続いてほしいけど… 2024/05/08 20:40
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※このレビューにはネタバレを含みます
粗筋の印象から、ブックカフェの店主である月子が必要な嘘を吐きながら、お客さんの恋の悩みをスマートに解決していく話と思っていたら全然違った。 ポップなキャラノベだと思っていたら、もっと泥くさいというか、生々しい話だった。 月子は決して恋の悩みをスマートに解決できる万能な魔女ではなく、お客さんと一緒にうんうん悩むタイプ。 そもそも彼女の「嘘」には、とてつもなく重いものが含まれていた。 そのことが、最後の話に活かされることになるという。 それがまた重いんだよなあ。 彼女の友人もまたダイバーシティを叫ばれるようになってからは珍しくない立場のお方、恋の悩みを持ってくる人たちの悩みも逐一重い。 あまり悩まずに読めたのは、大学生の芸術家カップルの話くらいだったかも。 ライトノベル寄りのキャラノベでは全くなく、夜10時くらいから放送していそうな恋愛ドラマをがっつり見た感覚だった。 大人向けの話だと思います。
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