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霊能一代 増補改訂版 の商品レビュー

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2024/06/27

 自分と生きてる時間が重なった人で、神様の言葉を聞くことができる凄いお代がいたことを「お稲荷さんと霊能者」(著:内藤憲吾)で知った。内藤憲吾の著作で、砂澤たまゑ氏の霊験譚のいくつかは覚えていたが、それでも読んでいて面白かった。  特に個人的に好きなエピソードは、2003年に豊玉(...

 自分と生きてる時間が重なった人で、神様の言葉を聞くことができる凄いお代がいたことを「お稲荷さんと霊能者」(著:内藤憲吾)で知った。内藤憲吾の著作で、砂澤たまゑ氏の霊験譚のいくつかは覚えていたが、それでも読んでいて面白かった。  特に個人的に好きなエピソードは、2003年に豊玉(とよたま)さんが滋賀県の安土より砂澤さんを頼られていらっしゃったお話だ。  内藤氏の著作だと、朝から晩までずっとお話されてるので砂澤さんが眠ることができず「静かにしてください」とお願いしたとの話が収録されていたと記憶する。本書では更に面白いエピソードが収録されており、どうも阪神のファンらしいのだ。人間味があってとても微笑ましい、素敵な神様なのだろうと思っている。  本書に収録されている大半の話は内藤氏の著作で知っていたので驚きは少なかったのだが、本の最後に収録されている「【追記】最晩年の砂澤」には、砂澤さんが肉体を離れた後のエピソードが載っており、とても興味深い。復刊にあたり色々と補記されているのだが、このように随所に楽しい情報が載っているので、砂澤さんファンの方には是非手に取って欲しいと思う。

Posted byブクログ