ニューロマイノリティ の商品レビュー
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各章、かなり濃厚に書かれている。 ニューロマイノリティに関して、各筆者の側面から書かれているので、同じようで全く違う味がする。 おそらくそういう本を書こうとしたからこの構成になったんだと読み終わってから感じる。
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ニューロマイノリィ。 当事者の視点に立って理解するアプローチをバラエティ富んだ10名の執筆陣が筆をとった本書。 医療モデルから社会モデルへのシフト。 その発想の転換をするにはうってつけの書籍。 横道さんが仰る発達障害者は「想像力の障害」ではなく、「非定型的な想像力」という表現方法に頭を打ち抜かれた気分。 特に第8章、志岐靖彦さんの「ズレている支援者」という一説が自戒を込めて胸に刺さった。 キャリアコンサルタントという肩書きで発達特性のある当事者の方達の自助会を運営されている志岐さん。 自身の活動を通して「当事者がズレていると感じる支援者」を5つのタイプで説明。 1.理論やエビデンスのなかに答えがあると思っている 2.自分自身の自己満足のために支援している 3.自分は偏見などもっていないと思っている 4.発達障害を病気だと思っている 5.当事者の困りごとを解決しようとする 他者視点に立って物事を想像することの大切さと難しさ。 ネガティヴ・ケイパビリティを意識しながら学び続けていきたいと思わせてくれた一冊。
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