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縄文の世界を旅した初代スサノオ の商品レビュー

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2024/08/01
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九鬼(くかみ)文書に展開する古代文明の世界は、支配者の都合による編集がなされていないのか、よりリアルで面白かった。 印象に残ったのは、出雲大社が、天津神にあたる徐福によって殺されたヤチホコノカミ(出雲の大国主)の祟りを鎮めるために建てられたとあり、その御神体は、徐福集団が国を明け渡すよう迫った稲佐の浜の方角である西を向いているらしい。 しかも徐福の子孫が出雲大社の神職を代々務めているらしく、リアルな生々しさを感じた。

Posted byブクログ

2024/05/06

山蔭面史観を概観しつつ、今何が求められているのかを考える。スサノオを中心にしつつ、それだけでは語れない歴史を、ザッと語るもので、素人には理解しにくくもあり、とっつきやすくもある、という面白さ。

Posted byブクログ

2024/03/23

前半と後半で著者のトーンが変わっている印象がありました。後半では著者の想いが強く表れていて、もう時はきている、早く気づいて目覚めよ!行動せよ!といったメッセージが込められています。 九鬼文書などの、いわゆる古史古伝には、正史といわれる日本書紀や古事記にある矛盾のような違和感の元...

前半と後半で著者のトーンが変わっている印象がありました。後半では著者の想いが強く表れていて、もう時はきている、早く気づいて目覚めよ!行動せよ!といったメッセージが込められています。 九鬼文書などの、いわゆる古史古伝には、正史といわれる日本書紀や古事記にある矛盾のような違和感の元を示している話が多くあり、古代の裏を読み解くようなワクワク感があります。 本書を読んでスサノオも、神話の中の話の理解を超えた存在として、歴史の流れと共に解説しています。世界の文明や人類の根源は本当に縄文の日本にあったのでは、と思うほどです。 現代社会は唯物論が中心です。科学の進歩やお金に価値を置いた社会では致し方ないことかもしれませんが、世界は見えないことや物、つまり科学では解明されていないことの方がたくさんあります。 改めて唯心論の視点を大切にし、変容の時を迎えている今の世の中を、調和に満ちた世界へと導く存在として日本人が目覚めていけると良いですね。

Posted byブクログ