フランスの高校生が学んでいる10人の哲学者 の商品レビュー

シャルル・ペパン(著者),永田千奈(訳者)

2024/08/08

ランスでは、大学入試試験のバカロレアで、哲学の筆記試験があるらしい。

とのことで、有名哲学者が高校生の受験生向けにまとめられています。

・・・

プラトン、アリストテレス、

同じ時代の思想と思いがちだけれども、ぜんぜんその哲学は違ったり、

デカルト、とても現代的に感じた。最近の論理的思考力、みたいなのもこ子から端を発していると分かる。

スピノザ、あまり学んだことがなかったけど、自然との考え方、興味を持った。

カント、日本語に訳したら難しくなっているのかもしれないけれど、解説をもらえばすんなり入ってくるような。

ニーチェ、独特の表現で論じられるために少し難しいと思いがちだったけれど、やっぱりなんかいろいろ言っている。

フロイト、哲学者ではないのに哲学的にも重要だということが分かる。

サルトル、ちょっとひねってくる。

一人ひとりに焦点を当てつつも、紹介された他の哲学者との違いなどにも言及され、

ざっとではあるけれど少し興味を広げられる本でした。

2024/07/30

哲学の入門にぴったりな本。10人の哲学者について、その哲学がわかりやすく書かれている。哲学というと非常にわかりづらく、とっつきにくいイメージもありますが、生きる上での考え方や、悩みなんかをとことんかんがえているものという風に考えるとちょうど良いのかもしれませんね、なんてことを書くと本当に哲学をやっている人から怒られそうな気もしますが。

2024/07/15

これがヨーロッパの基本的教養のひとつ、というか、10個、だな、です。
大人も読むといいよ。

2024/07/22　　更新

2024/07/01

フランスの人気哲学者が、ギリシャ時代から近代までの西欧哲学者10人をコンパクトかつ通史的に紹介したベストセラー教科書。2時間で読める西欧哲学入門。

2024/06/22

読んだ。たいへんすっきりまとまっていて面白い本で、含蓄もあると思う。スピノザ、ヘーゲル、キルケゴールなどに興味がわいた。結局、人生は毎日の行動でできあがっていく。サルトル的な行動なのだ。決断の前に断絶があることはキルケゴールが言っているんだな、

2024/05/31

これから哲学を学びたいと思っている人に向けて書かれている。
読みやすくするためにあえて内容を薄くしているが、この本をきっかけに興味のある哲学者の本を読んでみたいなとはあまりならなかった。
哲学者ひとりひとりの説明にもう少しインパクトが欲しいなと感じた。

2024/04/23

10人の哲学者のエッセンスが詰まっている。章によって、物足りなさや理解の及ばぬ所も気づくので、自分の理解の偏りを補ってくれる。

2024/04/12

薄く浅く有名な哲学者について知りたかったため購入。
帯にある通り、2時間くらいで読めたが、浅すぎてあまり理解はできなかったかな…
何人かその人の本を読んでみたい哲学者がいたので、出会いという意味では良い本。