教師と支援者のための 令和型不登校 対応クイックマニュアル の商品レビュー
・本人の「困り感」を大切にするという スタンスは基本となるが、それは 「簡単に確認できるもの」ではない。 ・自己決定尊重の態度の乱用にならぬよう 慎重に進めるべき。 ・合わないところもあるけれど、まあ、 そこには目をつぶる、くらいが最適ではないか →相性をマネジメントす...
・本人の「困り感」を大切にするという スタンスは基本となるが、それは 「簡単に確認できるもの」ではない。 ・自己決定尊重の態度の乱用にならぬよう 慎重に進めるべき。 ・合わないところもあるけれど、まあ、 そこには目をつぶる、くらいが最適ではないか →相性をマネジメントするスキル ・相性の良いものを見つけるスキルは、 相性の良くない「棘」とも感じられる 人間関係や課題をやり過ごし、 相性の良いものへ集中するスキルと裏表 →「無視するスキル」を身につける、 とても大事だと思います。
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臨床心理士で新潟大教授の神村栄一氏が平成の終わりから令和にかけて増え続けている不登校を令和型と名付け、傾向と対応、未然防止について紹介している。
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不登校の現状と、事例についての具体的な対応が筆者の経験やエビデンスを持って紹介されています。 ちょっとしたカウンセリングテクニックや医学的な視点も取り入れてあり、自信をもって実践に繋げられる一冊だと思います。 不登校や学校を取り巻く環境も目まぐるしく変わる昨今、筆者も『この本の内容が参考になるのは向こう10年程度』とおっしゃってますが、常にアップデートが必要な領域ですよね… また、行政を含めた支援体制は地域差もとても大きいとも思います。 不登校の子の増加は、学校が合わないと感じる子が多くなっているということだと思うので、学校というベースの環境、先生方の働き方も含めた改革の必要性を感じます。多様性が求められる社会に、いちばん対応できていないのが学校だとも思いますので。
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