うつ病 隠された真実 の商品レビュー
一昔前に「鬱は心の風邪」であり、適切に薬を服薬しましょう、と言う製薬会社が流布した言葉が世に舞った。それは、当事者を苦しめ、鬱の認識を大いに歪めてしまった。そんなことをこの本を読みながら思い出した。 この本の最後は、幻覚剤にまでたどり着いたが、丹念に鬱の原因や解決方法を探って...
一昔前に「鬱は心の風邪」であり、適切に薬を服薬しましょう、と言う製薬会社が流布した言葉が世に舞った。それは、当事者を苦しめ、鬱の認識を大いに歪めてしまった。そんなことをこの本を読みながら思い出した。 この本の最後は、幻覚剤にまでたどり着いたが、丹念に鬱の原因や解決方法を探ってきた帰結であり、説得力があった。
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うつが脳の機能障害であり、薬で改善すると信じてきた。薬で治るという明確なエビデンスがない事を知り、大変ショックを受けた。 社会的な要因(貧困等)や、トラウマとなるような経験の方が、より根源的な原因であり、それを解決していかないと、薬で一時的に回復しても、すぐに効かなくなる。この事...
うつが脳の機能障害であり、薬で改善すると信じてきた。薬で治るという明確なエビデンスがない事を知り、大変ショックを受けた。 社会的な要因(貧困等)や、トラウマとなるような経験の方が、より根源的な原因であり、それを解決していかないと、薬で一時的に回復しても、すぐに効かなくなる。この事を、繰り返し様々な事例を示して説明しており、非常に説得力がある。 貧困や心的安全性の対策として、ベーシックインカムが実際にカナダの事例で有効であった事も示されており、ますますベーシックインカムの実現を検討すべきでないかとの考えが強くなった。
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鬱病の原因9つと対策が具体的に書かれた本。 本当にこれだけで治るのかは分かりませんが、実践してみる価値はあるかもしれません。
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レビューはブログにて https://ameblo.jp/w92-3/entry-12852254910.html
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翻訳の「『~』、と。」が気になる。 確かにとは思うが実践は難しい。社会の有り様を変えないと無理なんだろうな。
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https://www.nikkei.com/paper/article/?ng=DGKKZO80141060Z10C24A4MY6000
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日経の書評にて紹介されていた。多分だけど、リワークと色々な本やメンターから教えてもらったアプローチ(認知の歪み、視点、瞑想、運動、栄養、身体性、ソマティック、ナドナド)によってうつ病から寛解まで辿り着けた自分の感覚にも合いそう。包括的なアプローチとして、うつ病の人が、何が失われた...
日経の書評にて紹介されていた。多分だけど、リワークと色々な本やメンターから教えてもらったアプローチ(認知の歪み、視点、瞑想、運動、栄養、身体性、ソマティック、ナドナド)によってうつ病から寛解まで辿り着けた自分の感覚にも合いそう。包括的なアプローチとして、うつ病の人が、何が失われたかが描かれるとのこと。社会や制度、支配的な価値観を基に、失われる人間性が浮き彫りにされる本なのではないかと期待。 そして、この書評で、うつ病になったことも、人間とは何かとか、人間と社会に対する理解を深めるきっかけになったのではないかということにも気がついた。ある意味、良い機会、必然だったのかも知れない。 鬱によって、瞑想や禅、ソマティックに出会うことができて、自分が自然(シゼン)の一部であり、心身を調えて自然(ジネン)にあれるようになってきたこと。こうしたことに気がつき、昔からのテーマである自然と人の共存というテーマの回答として、二項対立ではなく調えて和することで、ジネンを個人、集団、社会という様々なレベルで実現していくことというのが今たどり着けたところ。 そんな風なところにたどり着けたのも、ある意味うつ病になったことからのことかも。辛かったけど、今の形でリフレーミングができたことを、考えると得られたことは、大きかったのかも知れない。 禍福は糾える縄の如し。
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素晴らしかった。うつ病になってしまった人たちのみならず、苦しみやなんとも言えない不安を抱えている全ての人は読むべき本かと。 うつの原因全て納得できるし、解決策も示されてやれるとこから少しずつやっていこうと思える。 ただ、社会全体の問題もどうしようもなくあるのも事実。
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古くからの物語の欠陥:魔法の杖 不均衡;非嘆の除外 月に初めて立った旗 絆の断絶―うつと不安の九の原因:旗を拾い上げる 意味ある仕事・ほかの人・意味ある価値観・地位・自然との絆の断絶 子ども時代のトラウマ 希望に満ちた未来、安定した未来との絆の断絶 遺伝子と脳の変化の本当の役割...
古くからの物語の欠陥:魔法の杖 不均衡;非嘆の除外 月に初めて立った旗 絆の断絶―うつと不安の九の原因:旗を拾い上げる 意味ある仕事・ほかの人・意味ある価値観・地位・自然との絆の断絶 子ども時代のトラウマ 希望に満ちた未来、安定した未来との絆の断絶 遺伝子と脳の変化の本当の役割 絆の再建。あるいは違う種類の抗うつ薬:ウシ この町をつくったのはわたしたちだ ほかの人びとに再び繋がる 社会的処方箋 意味ある仕事・価値観 自己への依存症・子ども時代のトラウムを乗り越える 未来を修復する 帰郷―ホームカミング
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