サーチ理論に基づく労働市場の研究 の商品レビュー
労働経済学の学習や研究の必携書
サーチ理論を用いた労働経済学の最新の概説書であり研究書でもある。
従来、十分な分析ができなかった失業や賃金格差に市場の摩擦の観点から接近している。理論、実証分析、政策提言がバランスよく配置されている。
ミクロ、マクロ双方の視点から労働市場を分析しており、労総需給調整に...
サーチ理論を用いた労働経済学の最新の概説書であり研究書でもある。
従来、十分な分析ができなかった失業や賃金格差に市場の摩擦の観点から接近している。理論、実証分析、政策提言がバランスよく配置されている。
ミクロ、マクロ双方の視点から労働市場を分析しており、労総需給調整に関する政策の効果についても分析がなされている。
労働経済学の高度な学習を望む学生に、論文執筆中の大学院生に勧めたい。また研究者の必携書としても有用である。
小野寺俊介
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