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妹島和世+西沢立衛読本-2024 の商品レビュー

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2024/02/04

妹島和世と西沢立衛の2人よる建築家ユニット、SANAAが定期的に刊行している自作建築等に関する写真や図面、そして豊富なインタビューによる読本の第3作。2010年ごろから2020年ごろまでの約70作品が収められている。 私は建築には極めて疎く、SANAAの存在を知ったのは2022...

妹島和世と西沢立衛の2人よる建築家ユニット、SANAAが定期的に刊行している自作建築等に関する写真や図面、そして豊富なインタビューによる読本の第3作。2010年ごろから2020年ごろまでの約70作品が収められている。 私は建築には極めて疎く、SANAAの存在を知ったのは2022年の瀬戸内国際芸術祭で訪問した豊島美術館や、海の駅なおしま、犬島の家プロジェクトなどの作品との出会いがきっかけであった。豊島美術館についてはこれは体験してみないとわからない類の建築であり言語化が困難なほど、時間がゆったりと流れる独特の空間の中で幸福な初夏の時間を過ごしたことを今でもはっきりと覚えている。 独特のカーブを用いたその造形などを豊富な作品の画像を見ながら楽しみ、そしてその設計にあたっての考え方や、コンペにおける苦労話などの現実的なトピックも触れられ、非常にゆったりと読み進めるのが楽しい1冊だった。

Posted byブクログ