近親殺人 の商品レビュー
図書館 読み始めから眉間に寄せた皺が最後の一ページまでそのままだった 同情してしまう事件と胸糞悪くて寝られなくなる事件まで、私の心も壊れそうだった
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これはノンフィクションなので、マジに怖い。7つの家族殺人を取り上げているのだが、実話であるだけにリアリティが半端ないので怖い。一気に読んだが、家族関係は一つ間違えると大変な地獄となる。ほんのささやかな愛情のかけ違いが、実の子を殺してしまったり、母親を餓死させたりしてしまうのだ。...
これはノンフィクションなので、マジに怖い。7つの家族殺人を取り上げているのだが、実話であるだけにリアリティが半端ないので怖い。一気に読んだが、家族関係は一つ間違えると大変な地獄となる。ほんのささやかな愛情のかけ違いが、実の子を殺してしまったり、母親を餓死させたりしてしまうのだ。老老介護なんてこれからますます増えるので、このような現実に目を向けなければならないと思いました。
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知らないだけで残酷で悲しい事件があるコトを思い知らされた。被害者、加害者、家族の心境は計り知れない。
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文庫本の帯に記載された言葉そのものの世界が描かれていました。 「今、殺さなければ、殺される」 本を読むまでは、遺産相続で揉めたとか、欲にまみれた人間たちの愛憎劇かと思っていましたが、全く異なります。むしろ、やるせない気持ちで一杯になりました。 この本には7つの事例が紹介され...
文庫本の帯に記載された言葉そのものの世界が描かれていました。 「今、殺さなければ、殺される」 本を読むまでは、遺産相続で揉めたとか、欲にまみれた人間たちの愛憎劇かと思っていましたが、全く異なります。むしろ、やるせない気持ちで一杯になりました。 この本には7つの事例が紹介されていますが、どれも傍からは殺人とは無縁に見えるご家庭なのです。そんな一家でなぜ殺人が起きたのか。 それらをまとめたものがこちらの本になります。 全てを読み終えた後で、これは簡単に「わかる」とは言えないよなぁ、と思いました。 この本に書かれていることは体験した者にしかわからない苦しみと辛さだと思いました。 事情を知らない私たちが簡単に「ああすればよかったんじゃない?」とか口出しできることではないのです。 著者の石井さんが事件が起きた原因を大きく2つにまとめてくださっています。簡単に抜粋します。 ”一つ目は、事件を起こす当事者には、困難な事態を自分で解決する能力が失われているという点だ。”(抜粋) ”二つ目が、事件が起こる場合、ほとんどのケースで介護や育児の困難といった主な問題とは別に、その家族固有の伏線があるということだ。”(抜粋) 特に「二つ目」を踏まえたうえで、私が今から改善しなくては!と思ったことがあります。 「1 まじ消えてほしいわ<介護放棄>」に特に関係しているのですが、子どもとの接し方についてです。 (ご興味ある方は本をお読みください) 厳しさと八つ当たりを一緒にしてはいけないですね。 人間なのでいつでも子育て本に書かれているように子供に接することはできませんが、少なくとも子供に親のイライラ(八つ当たり)をぶつけるのだけはやらないようにしようと心に誓いました。(子どもはそういうのをよく察知できる) 今は親の方が子よりも立場が上かも知れませんが、それは健康であることが前提です。 しかし、健康は永遠には続きません。 自分が老いて、身体にガタがきた時に立場は逆転します。 親の私たちが子供達の助けを必要とする日が来るかも知れないのです。 その時に、その時にですよ。 毎日のように八つ当たりしていた親のお世話を子どもが快く引き受けてくれますかね。 「三つ子の魂百まで」とはよく言ったものです。 「1 まじ消えてほしいわ<介護放棄>」のような惨事が起きても不思議ではないと思うのです。 ブクログのおすすめ本で登場したので、興味本位で読んでみましたが、想像を超えてました。 自分にも起こる可能性があるという事を念頭にいれて生きていかねば、と思った次第です。
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加害者はどっちなんだろう。 本当にそうする以外の選択はなかったんだろうか と思えるのは俯瞰しているからで 自分が渦中に入ってしまったら 葛藤に勝てる余裕なく、殺めてしまうだろう。 ただし、私の場合は相手ではなく自身なんだろう。
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どの家でもおこりうる 実際にあった事件。 介護、虐待、うつ病 どれも自分には身近に感じることばかり。この立場になったとき自分はどう回避できるのだろうか。不安が募る
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怖かった。 日本中の何処かで今も困難に直面している家族がいるのかもしれない。誰が解決するのか・・ そして子育ての大変さと、子育ての重要性を強く思う。親に出来ることは、実は限られている。ぜひ周囲の助けを借りて少しでも穏やかで楽しい元気な、そしてよく学ぶ子供時代を送らせてやって欲しい...
怖かった。 日本中の何処かで今も困難に直面している家族がいるのかもしれない。誰が解決するのか・・ そして子育ての大変さと、子育ての重要性を強く思う。親に出来ることは、実は限られている。ぜひ周囲の助けを借りて少しでも穏やかで楽しい元気な、そしてよく学ぶ子供時代を送らせてやって欲しい。
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日本での殺人認知件数の半数は近親殺人とは知っていたが、近親ゆえにその動機は切実で悲しい。 どこの家庭でも起こりうる身近な問題、日本の社会問題の縮図、まさに不都合な真実。 自分がたまたま恵まれた環境にいることが分かる。
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どの事件も身につまされ、他人事では済まされない。その決断を下す前に出来ることがあると言うことを改めて実感する。いざと言う時、自分はそこに気がつくことが出来るか自信はない。
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著者が実際に裁判を傍聴したり、現場に足を運んで話を聞いたりしてまとめたノンフィクション。 日本での殺人事件の認知件数は減少しており、2013年には初めて1000件を下回り、近年は800~900件台で推移している。 ところが親族間殺人の割合は20年ほど前までは全体の4割程度だった...
著者が実際に裁判を傍聴したり、現場に足を運んで話を聞いたりしてまとめたノンフィクション。 日本での殺人事件の認知件数は減少しており、2013年には初めて1000件を下回り、近年は800~900件台で推移している。 ところが親族間殺人の割合は20年ほど前までは全体の4割程度だったが、近年は5割強にまで増えているそう。 考えさせられる内容だった。
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