手塚治虫の歴史教室 の商品レビュー
手塚治虫の作品のなかから、歴史的な背景をもつ7本を選び(抄録もあり)、それぞれの作品を紹介した上で、どのように読めるかということを解説した本です。『火の鳥』「黎明編」から『アドルフに告ぐ』まで、手塚の作品が描こうとしているのは、敗者であり、痛めつけられる人びとの側に立った歴史だと...
手塚治虫の作品のなかから、歴史的な背景をもつ7本を選び(抄録もあり)、それぞれの作品を紹介した上で、どのように読めるかということを解説した本です。『火の鳥』「黎明編」から『アドルフに告ぐ』まで、手塚の作品が描こうとしているのは、敗者であり、痛めつけられる人びとの側に立った歴史だということができると思います。歴史は一つではないわけで、どこから観るかによって、歴史は変わります。そのあたりの問題を、手塚治虫の作品から考えてみました。
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