きこえないこえ の商品レビュー
中学校図書館担当者の研究会で講師をした時に、オープニングの読み聞かせに選んだ一冊。 滅びゆくゾウの言葉をちゃんとクジラが受け取っていたというストーリーで、先生方の子どもたちと本を繋ぎたいという努力は、ちゃんときこえているよ、と伝えたくて。 本を読むことやその習慣を子供の時から身に...
中学校図書館担当者の研究会で講師をした時に、オープニングの読み聞かせに選んだ一冊。 滅びゆくゾウの言葉をちゃんとクジラが受け取っていたというストーリーで、先生方の子どもたちと本を繋ぎたいという努力は、ちゃんときこえているよ、と伝えたくて。 本を読むことやその習慣を子供の時から身につけていくことの大切さは誰もが知るところなのに、学校現場では、図書館も本もそこに携わる人々も隅に追いやられているのが現状だ。 その時に置かれた状況はさまざまでも読む人に共感を与える、勇気のでる絵本。
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〝森は海に囲まれ、後ろは険しい山だった。だから像たちは、安心して暮らせた、長い間・・・。人間が来た。銃を構え、鈍い音が響くたびに、仲間が倒れていった・・・。 岬に像が立っていた。老いた牝の象が。最後の象だった。最後の象は、沖に向かって、友だちを呼んだ・・・〟象牙のために乱獲された結果、群れ中の最後の一頭になったアフリカ象が、人には聞こえない超低周波を使って、遥か沖にいる友だちの鯨に向かって、愛する仲間たちを次々と見送っていったことの悲しみを静かに語り出す、切なさの漲る大人の絵本。
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これは、環境保護、動物愛護の問題。 ぞうがくじらに伝えたことばはなんだったのだろう。 亡くなった子どもの事だろうか。 同じ人間としてごめんなさいと伝えたい。
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もう いのちを あすに つなげることは できなかったから なんてせつない!!! でも、大事なことで、この絵本をこどもたちが触れさせたいなぁ~と思える本だった。
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