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答えは旅の中にある の商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2024/12/03

小手鞠るいさん、初読みでした。 シンプルで丁寧な文章、良いですね。 物語シリーズの趣旨とは違ってすみませんが、旅行ガイドとしての小説、もっと増えないですかね。よく見かけるその手の本や雑誌より、本書のほうが「行ってみたい」気持ちが膨らんだ気がする読後の数日を過ごしてます。

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2024/08/28

エレナと道生、それぞれの旅が、一瞬交錯する。 そんな旅の軌跡をすくい取った物語。 テキサスで育ったエレナは、事故で失った母の願いをたどるように、ニューヨークのウッドストックへと一人旅に出る。 一方、父の仕事で数年アメリカの中学に通って、この春卒業した道生は、兄とその恋人、アイ...

エレナと道生、それぞれの旅が、一瞬交錯する。 そんな旅の軌跡をすくい取った物語。 テキサスで育ったエレナは、事故で失った母の願いをたどるように、ニューヨークのウッドストックへと一人旅に出る。 一方、父の仕事で数年アメリカの中学に通って、この春卒業した道生は、兄とその恋人、アイリスとともに、テキサスを目指して旅に出る。 旅の最中、民主党が自由で、共和党が保守といった思い込みが揺さぶられたりなんかもする。 エレナは自分が父と祖母だけでなく、母からも愛されていたことを発見していく。 これからハイスクールに入学する若い人たちの気持ちのやわらかさがすてきだな、と思う。 ニューヨークで偶然出会ったエレナと道生。 二人は再会できるのかーについて。 アメリカどころか、日本でだって、連絡先を交換していなければ二度と出会えるはずはない。 が、愛に満ちたエレナの家族にかかれば、何か不思議な力で無理矢理にでも引き寄せてしまいかねない気がする。

Posted byブクログ

2024/05/01

エレナは日本人の母(事故死)とスペイン系の父をもち、テキサスに暮らしている。母が行きたかったロックの聖地、ウッドストックへ向けて旅に出るところで、母の生き様などをふり返りながら移動する。 一方自動車メーカで働く父のアメリカ赴任で母を日本に残し父と異母兄とウッドストックに暮らす道生...

エレナは日本人の母(事故死)とスペイン系の父をもち、テキサスに暮らしている。母が行きたかったロックの聖地、ウッドストックへ向けて旅に出るところで、母の生き様などをふり返りながら移動する。 一方自動車メーカで働く父のアメリカ赴任で母を日本に残し父と異母兄とウッドストックに暮らす道生は兄のガールフレンドが暮らすテキサスを目指す。 これは中学生の2人の男女がすれ違う時を描いた、多文化を優しく体験できるお話。 話の内容としてはすれ違いではない場面のエレナと道生の話が読みたかったので満足度は低めとなってしまいましたが、普段読まないウッドストックのことやテキサスのことがすんなりと理解できて楽しかったです。これまで保守的な南の州というイメージしかなかったテキサスに行ってみたくなりました。ウッドストックも自由を求めるロックの運動が起こった場所、という程度の知識しかなかったのですが、そのへんのことも書かれていて興味深く読めました。 小学校から大丈夫ですが、中学生以上が向いている本だと思います。ルビは中学年以上向けにふってあるようです。

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2024/04/28

色んな当たり前と認識していたような事が、物語に絡みながら国などの場所の違いなどで変わっていくことが丁寧に描写されていて面白かった。

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2024/03/15

『空と星と風のうた』から引き続き。 道生が問うた 「正しさ」ってなんだ? 自分の頭の中を柔らかくしておくことで、世界をもっともっと味わえるってことだよね。 自分は日本人だけど、地球人って感覚が大切で、いろんな壁をとっぱらえる人になりたい。

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2024/02/29

心温まる作品でした。 エルパソ 今から三十数年前に一人でアメリカ旅行をした時に寄った街です。そんなことも知らずに読んだ本でしたが思い出が蘇りました。国境を渡ってメキシコに入りとある店で食べたステーキの量にビックリ‼️ 支払いをドルで払ったら何十枚の紙幣(ペソ)を手渡された事にまた...

心温まる作品でした。 エルパソ 今から三十数年前に一人でアメリカ旅行をした時に寄った街です。そんなことも知らずに読んだ本でしたが思い出が蘇りました。国境を渡ってメキシコに入りとある店で食べたステーキの量にビックリ‼️ 支払いをドルで払ったら何十枚の紙幣(ペソ)を手渡された事にまたビックリ‼️ 懐かしい旅の思い出です。

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2024/02/21

初読みの作家さん。 主人公である、エレナと道生が旅の途中で出会い、連絡先も交換せずに別れるが、その後の物語で繋がっているとわかる。 そして、旅を通じて亡き母への思いや自分の将来について、考え成長して行く。 周りの登場人物も優しくて温かい。 じんわり温かい読後感だった。 (以下、...

初読みの作家さん。 主人公である、エレナと道生が旅の途中で出会い、連絡先も交換せずに別れるが、その後の物語で繋がっているとわかる。 そして、旅を通じて亡き母への思いや自分の将来について、考え成長して行く。 周りの登場人物も優しくて温かい。 じんわり温かい読後感だった。 (以下、本書より 心に残ったフレーズ) 心は自由だ。 心には、国境がない。 壁がない。 心はいつだって、解放されている。

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2024/02/17

この歳でやりたいなどが見つけられたのは幸せだよね。 これから、二人の関係が育まれると良いな リオグランデ、行ってみたい。

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