テックラッシュ戦記 の商品レビュー

渡辺弘美(著者)

2024/07/19

著者がAmazonに勤めていてロビー活動をどのように行ったかなど記載されている。Amazonのリーダーシップ・プリンシプルを見て凄いなあと思ったけど、ワークライフバランスも取りながらこんなことできるのかなあ。

2024/05/12

ロビー活動というと、
企業と政府の癒着みたいな
連想をしがちだが、自社が消費者や社会に貢献していくために必要な調整・広報と考えれば、ちゃんとやっていくことが必要。
日本の審議会やパブコメのあり方
、処方箋のような規制、無謬性志向など鋭い指摘が多い。

2024/03/22

霞が関からテック企業へ転身し、知られざる重要業務に携わった著者が、岩盤規制を打ち砕く戦術と哲学を明かす

2024/03/05

静的なロビイングは、働きかけるというよりも政府の情報、状況をヒアリングして役立てようとするもの。
動的なロビイングは、専門家の知見をもとに、望ましい政策に導こうとするもの。新たなビジネスや技術については、圧倒的に企業に情報がある。

置き配の社会的受容、取引透明化法、電波法をグローバルなルールに合わせる、電子書籍の消費税課税問題から国境を越えた役務の課税ルールについて、政府間交渉の力を借りる＝THINKBIGの原則、などの例がある。

電子出版時代の出版社の役割。
政策によって世界企業と日本企業の差を埋められる部分はほとんどない。
日本の法令は、骨格しか書かれていない。あとは政令省令告示通達ガイドラインなどに任されている。その中には手取り足取り決められる部分が多いが、テック企業とは相容れない規律が多い＝公務員の無謬性志向に原因がある。審議会や検討会もそれを助長する.国会議員はそれを知らない。

2024/03/04

テックラッシュ：アマゾン公共政策チーム ロビイング：静的・動的ロビイング　企業ミッション達成 アマゾン・５つの思考法：信頼・業界リード・ネットアーク・イニシアティブサポート・正しい認知 戦術と哲学：政府を味方に　エスカレーション　グローバルルール　レベルプレイイングフィールド　政府間交渉の力　内資系企業連携　細部　熟考の末動かず 日本の弱点：成長戦略←企業経営改革　ルール形成プロセス　処方箋規制　空気感 ポスト・テックラッシュ時代の日本：社会なれあい　規制の新設ハードル　国会の針路と宣言 人工知能技術