小林一茶 の商品レビュー
小林一茶の俳句から100句を選んで、作られた年代順に解説しながら紹介していく一冊。 これ、ものすごく良い本でした。一茶の生涯を辿りながら句が紹介されていくのだけど、その句のどこが面白いのかを技法的な面にも触れながらすごく丁寧に解説していて、さらに、関連する芭蕉とか子規などの句も...
小林一茶の俳句から100句を選んで、作られた年代順に解説しながら紹介していく一冊。 これ、ものすごく良い本でした。一茶の生涯を辿りながら句が紹介されていくのだけど、その句のどこが面白いのかを技法的な面にも触れながらすごく丁寧に解説していて、さらに、関連する芭蕉とか子規などの句も紹介されて、俳句がどのように変遷したのかもすごく分かりやすく解説されていて、めちゃくちゃ面白かったです。 一茶は使われている言葉が現代に近いし、身近な題材も多いから、俳句自体も読みやすいのが良いですね。
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古典新訳コレクション 小林一茶 著:長谷川 櫂 河出文庫 は 31-1 新しい一茶とあり、知った句がないのに戸惑う(解説には、一部ありました) 雀の子そこのけそこのけお馬が通る やれ打つな蠅が手をすり足をする やせ蛙負けるな一茶是にあり 一茶は野蛮人であるとの言から始...
古典新訳コレクション 小林一茶 著:長谷川 櫂 河出文庫 は 31-1 新しい一茶とあり、知った句がないのに戸惑う(解説には、一部ありました) 雀の子そこのけそこのけお馬が通る やれ打つな蠅が手をすり足をする やせ蛙負けるな一茶是にあり 一茶は野蛮人であるとの言から始まる 近代俳句は、一茶に始まるという言があり、一茶が一つの俳諧の分岐点なのだなあという発見はありました。 江戸時代の著名な俳人は、3名、芭蕉、蕪村、そして、一茶とあります。 芭蕉、蕪村と、一茶を分けたのは、古典的教養、俳句とはそれまで、古典を知らなければ、読むことも詠むこともできなかった。 信濃の寒村に生まれ、十五で江戸に奉公にでた一茶は、庶民の一人であり、中年まで、古典に触れることはなかった 一茶は、庶民の一人として、江戸後期の俳壇に立ったのである 内容は自分にはちょっと難しいと感じました。一茶だけでなく、芭蕉などの句があって、一茶一人に焦点があたっておらず、とまどった感があります。 あとから、並べ方も時系列になっている時がつきました 芭蕉の辞世の句がありましたが、一茶は辞世の句を残していないようなのです。 俳句好きの方々はよく知っていることがらなのでしょうが、初心者には、わかりにくいものです。なぜ、芭蕉の句がのっているのかも。 のっていた、句集 これも生前には出版されなかったものが多いと聞く こちらの方の解説もあればよかった 寛政三年紀行 西国紀行 しぐれ会 1795 たびしうゐ 1795 題葉集 1800 享和句帖 1803 をのが光 文化5・6年句日記 父の終焉日記 物見塚記 我春集 1811 文化句帖 1804 志多良 1813 三韓人 1814 嘉永版一茶発句集 1815 七番日記 1813 版本題叢 1820 発句題叢 1820 おらが春 1819 発句類題集 1820 八番日記 1820 寛政句帖 文政句帖 1825 文政十年句帖写 1827 遺稿 1827 ISBN:9784309420752 出版社:河出書房新社 判型:文庫 ページ数:208ページ 定価:800円(本体) 2024年01月20日初版発行
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