ファラオの密室 の商品レビュー

白川尚史(著者)

2025/03/02

んーーーあんまり好きではなかった。ファラオの世界観にはだんだん慣れたけどご都合すぎるのとオチが微妙。。。

2025/02/27

このミス大賞受賞作品！！

「ミイラが探偵！？しかも自分の死の謎を解く！？」
そんな衝撃的な設定に惹かれて読み始めたら、まさに空前絶後のミステリーが待っていました。

舞台は紀元前1300年代後半の古代エジプト。
ミイラとなった神官セティが、冥界の審判を受けるために地上に戻り、自分の死の真相を探ることに。
さらに、密室状態のピラミッドから消えた先王のミイラという謎まで絡み、タイムリミットは3日。

ミステリー×歴史×ファンタジーの要素が見事に融合し、読者を壮大な古代の世界へと引き込んでくれます！

ミイラが名探偵として活躍するとは思わなかったけれど、まさに唯一無二の設定。
トリックの巧妙さもさることながら、エジプトの神話や文化が織り込まれたストーリーにロマンを感じずにはいられません！
歴史ミステリー好きは必読の一冊です！

2025/02/24

設定が異質だった。いつものミステリと場面設定が違って不思議な感じがした。だが、その時代の背景や場所を思い浮かべながら、頭を整理して読むのは面白かった。これから本のジャンルがどんどん広がっていく未来を感じた。

2025/02/24

カリがエジプトの死生観が分からなかったように、日本人にもミイラを作る意味や冥界などについての感覚は分からない。そこがはっきりしないからこそ、ミイラが歩いたり話たりする設定も受け入れて読めたのだと思う。国も人も日本ではない世界が本を読む楽しさ。

2025/02/17

死者が蘇っても驚かなかったり、普通に神が出てきたりして世界観が面白かった。内容も馴染みのない名前が多かったけど読みやすかった。
謎については結構わかりやすいものが多くて驚きは少なかったけど、密室からの脱出方法は予想できなかった。
一番大事な主人公の隠し事については、結構早めに予想できたし、結末があんまり気持ちよくなかった。主人公の悩みとか葛藤の描写がない分、最後の告白のインパクトというか想いの強さに感情移入できなかった。
奴隷の子は幸せになって欲しい。

2025/02/13

実在したエジプトの王が出てくる。たまたま知ってたから、気持ちも高ぶってするする読めた。主人公の正体や、事件の顛末は予測しやすいと思う。ピラミッドの密室トリックは読んだことなかったからか、好みには刺さらなかった。エジプトの信仰の話が基盤で、ファンタジー強めと言える。割と読書に関して雑食で、軽めのミステリー読める人におすすめしたい。

2025/02/12

第22回『このミステリーがすごい！』大賞受賞作。
古代エジプトを舞台に、死んでミイラとなった神官が蘇って自分の心臓を探したり、先王のミイラ消失事件を調べたりというぶっ飛んだミステリ。
死者が蘇って捜査というと霊魂だけとか誰かの体に入ったりということを想像したが、自分のミイラに魂が戻って包帯をひっぺがして墓所から出てきたので目が点になった。しかも周囲の人もそれをわりと当たり前に受け入れている古代エジプトの神秘。（よその国から売られてきた奴隷は驚いていたが）
そんなとぼけた味わいもあるが、アクエンアテン王が信仰したアテン神の解釈や、ピラミッドからのミイラ消失などこの時代ならではの犯罪や動機で大変面白かった。

2025/02/12

紀元前1300年後半、古代エジプトのミステリー
ピラミッドの内部やミイラにする過程、呪文、神の審判など、エジプト神話がベースになっていて奇抜でおもしろい
奴隷少女カリの暮らしはヒドイ
ピラミッドの密室トリックもそうきたかと思うファンタジー
ジャケも好き

終盤のドタドタした伏線回収はもったいなかったかなぁー

2025/02/11

異国を題材にした小説はじめて読んだ！それもミステリー、宗教観も歴史も面白い、結末も個人的には好みだった、表紙の子はセティなのかな？だとしたら相当美人だし、気づかない方がおかしい気がするけど笑

2025/02/09

主はアテンと定めた先王。
人生が終わり黄泉の審判で真実を語る主人公。
公にはできない信仰を持つミイラ職人。
はりぼてであったミイラの身体。
女の子の奴隷は両親に愛されていた。